小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

死刑制度について

2016年10月31日 | エッセイ・コラム
  馬齢を重ねてきて、ことの善悪、ものの判断はそれなりに出来ると認じている。にも拘らず、この齢にして確たる判断が出来かねるものが二、三ある。いや、もっと検討すれば次々と現れるだろう。 それはともかくとして「死刑制度」について、私は未だに判断を保留し、定見や合理的な見解を持ち合わせていない。 表向きとしては、人権擁護の観点から、冤罪が起こる素地が日本の警察・法制度にあることで、死刑反 . . . 本文を読む