小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

「真理」を、誰が必要としているか

2018年12月27日 | エッセイ・コラム
  100分で名著「スピノザ・エチカ」も第4回、「真理」が最終のテーマだ。哲学としては、もっとも困難な主題である。 しかし、思っていたよりも分かりやすく、『エチカ』で扱われていることのエッセンスを、これまで端的に紹介してきたと言ってよい。哲学的な概念説明を、現代人の考え方にも違和感なく還元できるような番組づくり、それはベタとはいえNHK流の好ましい方法論だといえようか。 たぶん、伊 . . . 本文を読む