小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

失われた「胸腺」を求めて①

2020年05月16日 | エッセイ・コラム
近所の奥さん同士が窓越しに、声を大にして世間話をしている。奥さんといっても、小生からすれば一回りも年配の方々、人生の先達である。「コロナ、コロナで頭が痛くなっちゃうわ。テレビを見るとそんなのばっかりでしょ。どー思います、いまの世の中」、そんなやりとりが聞こえてきた。 そうですね、ほんとやりきれない。でも、今が踏ん張り処なんです、事態の進展にきちんと向き合いましょう。油断せず、用心、堅忍なぞと、賢 . . . 本文を読む