小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

吉村昭の遺言、作家の矜持

2021年12月18日 | エッセイ・コラム
▲『万年筆の旅 Vol.16』の表紙から。吉村昭記念文学館が発行するパンフレット   11月終りの頃、東日暮里にある日暮里図書館に行った。その一角に「吉村昭ギャラリー」があることを偶然に知ったのである。 いや、その前に中野京子さんのブログ「花つむひとの部屋」に、『吉村昭氏の遺言』という記事が掲載された(11月23日)。 中野京子の「花つむひとの部屋」(※) 端正かつ簡潔な記 . . . 本文を読む