月 日、小寄道は永眠いたしました。享年は73歳になります。
生前より皆様のご愛読に感謝し、本ブログを書き続けられる。それこそが自分の余生を生ききる愉しみだと申しておりました。
本当にありがとうございました。なお、このブログはこのまましばらく残したいと存じます。 小寄道の妻
上記の文章は小寄道が認めたものです。2月26日という日付けを入れて私が書いたものとして投稿すべきだったのですが、ここまで小寄道が用意していた事を分かって頂きたくてそのままにしました。
本当に今までお世話になりました。皆様のコメントに励まされ、1年4ヶ月の闘病生活を送れたのだと思います。
今は空の上から笑顔で見守ってくれています。ありがとうございました。
嗚呼、春をまたずに逝ってしまわれましたか。悲しいです。悲しい。
でも春の光が奥様を照らしてくれています。
きっと奥様が桜を見上げながら小寄道様を見上げておられることでしょう。
奥様
春風と奥様とともに小寄道様の車椅子をおしたかったです。
つらいお知らせを投稿していただきありがとうございました。
これからもこのブログで小寄道様の声をきかせていただきます。
コメントありがとうございます。
興味のある事柄に接点が多く、小寄道は大変喜んでいました。高野文子については私も小踊りしてしまいました。
抗がん剤の副作用で足の痺れがあると、読んだ事があります。ご自愛くださいませ。
本当にありがとうございました。
大変驚きました。そして残念でなりません。
まずは小寄道さまのご冥福をお祈りさせてください。お悔やみ申し上げます…。
ブログを読んだだけではございますが、ご主人様は文化(というより広義の『カルチャー』のようなニュアンス)に目敏い方だと思っておりました。日常的な機微や社会構造の捉え方が個人的に好きで、将来的には自分自身もこうした考察・思想の張り巡らせ方ができたらと思っておりました。
文体のリズムと歯切れも好きです。
ブログは残されますでしょうか。しばらく読ませていただけると幸いです。
さの様が九鬼周造にまつわる場所に行かれる時に、案内してさしあげる事が出来なくて、残念がっておりました。
肺の病気の為に、冷気が苦しく、外出もままならない時でした。
このブログはこのまま残します。読んで下さって、コメントが頂けたら私も嬉しい。
ありがとうございました。
小寄道様のブログを残してくださりありがとうございます。
少しずつですが貪るように、ブログを辿っています。
小寄道様の文体に触れると不思議と思考のスイッチが点灯してくるようです。
わたしにとっては貴重で大変ありがたいブログです。
2005年4月17日の「稜威」(いつ)について
以下ブログの抜粋部分 ですが:
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「稜威」は現在において死語である。
しかし、この概念は日本人の深層意識に沈殿しているのではないか。
古層の一部かもしれないが、決して根幹ではないが脈々と根を下ろしているかもしれない。
稜威はどういうわけか、一般の人々には政治的には無関心装置として機能する。軍人および権力者だけに通底する。
それは、日本人特有の「お上まかせ」あるいは「寄らば大樹の陰」で言い表せる受動的な心情体質と、深く関わっているのではないのだろうか。
-中略-
戦後、すっぱりとアメリカ支配を受け入れたのも、戦前の強固な軍閥の支配よりもゆるやかで自由な雰囲気に満ちていたからだ。
アメリカ流の民主主義を受容したわけでも、自主独立の考え方を受け入れたわけではない。
見かけでは政治的に法律的にアメリカとそれほど違っていないが、日本人は支配されていないと安定しない民族なのかもしれない。
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稜威(いつ)という言葉、意味をはじめて知りました。
大変興味深く頷きながら拝読いたしました。
小寄道様は当時から予見、憂慮なさっておられたようで、昨今の日本(日本人)のありようがどこに向かっているのかいろいろと考えさせられることしかりです。
民主主義を甘受しながら咀嚼せぬまま言葉だけが刷り込まれてしまっているように思えます。
コメントをありがとうございます。[稜威]、私も初めて知りました。
ここ7年くらいでしょうか、小寄道のブログの校正担当を担ってきましたが、以前のはあまり読んではいなかったのです。
何故って...私には難しくって、コロナ禍でブレインフォグというワードが周知されましたが、読んでいるとまさにそれ。字面だけを追っていて頭に入っていかなかったのです。
jeanelouiseさんに褒めて頂き、小寄道の照れた笑顔が目前に浮かびました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
続けてここにコメントしていいのかどうかわかりませんが、koyorin55様と一緒に小寄道様のブログを辿っているような気持ちになり嬉しいです。
まだまだまだまだ、メモしておきたいことがたくさんあります。
気付くのが遅くなり、申し訳ありませんでた。まだ、このブログを使いこなせていないのが現状なのです。
どうぞ続けてでも、記事の下のコメント欄からでも構いませんので、存分にお願いいたします。皆様のコメントが、私にとっての大切な励みなのです。
我が家はニオイバンマツリが花盛りを迎えています。紫から白のグラデーションの花が、とてもキレイです。
心からお悔やみ申し上げます。病気が発覚してから小寄道様のご自身の病気をできるだけ客観視して、闘病もしながら今をどの様に意味を持って生きるかという姿勢に感服しておりました。なかなかできない事と思います。
どの様にお言葉を入れれば良いか暫く迷いましたが、自分も限りある生を後悔なく生きるよう改めて教えられた気持である事をお伝えしたい、また私のブログを読んでいただき、ブックマークにも加えていただけたことを感謝申し上げたいと思います。
安らかにお休み下さい。
コメントありがとうございます。
小寄道の病気に向き合う姿勢は、妻の私が言うのもおこがましいですが、畏敬の念に価するものだと思います。
同じような境遇にある方に、少しでも参考にしてもらえたらと言っておりました。
rakitarou様は医師として、日常的に死と隣り合わせのお仕事をしてらっしゃるのですね。死は誰にでも訪れるものですが、小寄道は穏やかな最期を迎えることができたと思っております。それは医療の力があっての事。
これからもお身体に気をつけて、皆様の力になって下さいね。ホントにありがとうございました。