めずらしいものだ、一昨日の深夜に雹が降った。案の定、昨日は肌寒く、土曜日なのに外へ出る気がしなかった。今日はうって変わってのぽかぽか陽気。近所の桜の木も三分四分咲きとなり、花見がてらに散歩に出ようとしたところ、メダカのやや薄いオレンジ色が目に入った。ようやく姿をあらわしてくれたかと安心し、その数7,8匹ほどが確認できた。そっと近づいたが、一目散に潜って姿を消した。まあ、元気な証拠である。
濁った水を綺麗にしようと、使っていない小ぶりの甕に水を溜めた。2,3日おけば水道水のカルキが抜け、メダカたちを一時的に移すつもりだ。そのときに、この冬を越したものが何匹いるかわかる。昨年は30匹以上いて、餌の喰いつきも凄かった。順調ならば、甕のなかの睡蓮も咲いてくれる筈だが、どうだろうか。
▲これは去年のめだか、餌を食べていれば隠れることはない。今は喰いも細く、人影を察すると一瞬に潜る。
観光客があまり通らぬ路地裏の途を歩いていると、低木にたくさんの白い花が咲いていた。あまり見たこともない、ピンクがかった花が実に鮮やか。ちょうど、そこのお宅と思しき奥さんが手入れしていたので、花の名前を尋ねた。「しでこぶし」だという。
家に帰ってから調べたら、「和名は、四手辛夷(しでこぶし)。花の形が四手(しで)に似たコブシのような花を付けることに由来する」とあった。「幣辛夷(しでこぶし)」という神事につかう「幣」の字を当てた表記もあるようだ。
学名は「 マグノリア ステラータ」(Magnolia stellata )で、ステラータは、ラテン語のステラつまり「星形」を意味する。辛夷はふつう6枚ほどの花びらをもつが、夜空に煌めく星状のように、「しでこぶし」はたくさんの花びらを咲かせる。「陽気がいいもんだから、いっぺんに咲いてしまってねえ。少しずつ咲いて、永く楽しませてくれたらいいのにね」と、下町のおかみさんならではの損得勘定。さすがですなあ。
▲ しでこぶし 園芸店で売っているらしいが、種としては絶滅品種に指定されているらしい。
▲近所の長明寺の枝垂れ桜も七、八分ほどに。青空に映えて美しい。
▲公園の染井吉野は、樹によってはここまで開花。
今日の散歩で、生きとし生けるものにふれて詠んだ拙句をすこし。もっと詠まないと上達しないことは承知だが・・。
水ぬるむ橙色や小さき魚
春来たと甕響かせて覗きこみ
ちらほらと見ゆるめだかや花のもと
路地裏のこれ見よがしに四手辛夷
変わりなく鎮座まします枝垂れ花
追記:五番目の句に季重なりがあり、直した次第。人間は恥を積み重ねないと、前に進まないのだなと思う。「止めれば」と、どこから声が聞こえる。しょうがない、それも人生だ。
追々記:投稿するも、暫く呻吟し、ひねり出した一句。
撓る骨メダカの背に春思ふ
「撓る」は、しなると読み、「弾力があるため、折れずに、そり曲がった」の意味。魚の泳ぐ姿を形容するにふさわしいと思った。これはもう人工物ではみられない、刀身の反りを除いて・・。
暖かかったり、寒かったりとしながら季節は確実に変わっていきますね。
手話はご承知のように台東区の上級進級試験が4月13日とあり、講座は5月からになります。
私は池袋の<OS手話>に週2日、新たに江戸川区の人達が集まる教室に毎週金曜日、脳みそを痛めつけに通っています。
最近ようやく手話について考えがまとまってきました。
私にとっては<手話を覚えること>が目的ではなくろう文化をより深く知るための手段なのだと思っています。
日本社会の中にあるろう者というマイノリティー、これは在日韓国人、日本に住む外国人、アイヌの人たちと同じ位置づけなのかもしれないと思っています。
言語の違いですね。
視覚障害、身体障害とは別です。
難聴、中途失聴を含めると障害者手帳を持っている人は50~60万人ともいわれいますが、全く聴こえない人の数は5~6万人とみられています。
圧倒的な少数者です。
我々の周りに存在しているのに、まるで居ないかのごとき<ろう者>という人々をまず知ること。
そして彼らと私達との架け橋になれたらと、思うのです。
一年ぐらい前までは<言語学>として手話を勉強したいとおもっていましたが、今は
私達聴者とは<異質のろう文化>を勉強していこうと考えています。
4月、5月とろう者たちとの飲み会に誘われています。以前だったら気後れして参加などできなかったのに、今は平気ででかけて行く事ができます。
人間、変われば変わるものですね。
貴兄は英語を勉強されるとのこと、大いに結構。
何事も初めて見なければ前に進みません。
山歩きをしていていつも思うことはきつい上り坂を息を切らし、きしむ筋肉に支えられながら一歩、また一歩、歩を進める時「いつかは目的地にたどり着く」「歩を進めている限りは」と言い聞かせます。
私がなんの理由もなく唐突に始めた<手話>もそんなふうに五年目に突入しましたが、頂上は果てしなく遠いですね。
都合、週4日も手話を学ばれるのですね。いやあ、頭が下がります。それにしても、手話というスキルの熟達がゴールではない。
出来うる限り<異質のろう文化>を勉強していくことにシフトチェンジしたこと。大いにけっこうなことですし、素晴らしいチャレンジだと思いました。
そして、、ろう者との親睦も深めているご様子で、ますます山猫軒さまの「健脚」ぶりに敬意を表します。
めざすべき山は高く、そして遠くとも、山猫軒さまの歩き方は着実で丁寧、ご自分のペースをしっかり守っているからだと思います。
ブログの記事を書き溜めているのですね。当方も結構あるのですが、そうしておくとたぶん陽の目を見ないでしょうね。
その日に書いて「えいやっ」てな感じ投稿すると、ふんぎりがつきます。
まあ、その後でいろいろ誤字脱字を訂正するハメになりますが、ブログってそんなもんでいいのでは? やはり駄目ですかね。
今日、東京の桜は満開!
で、友達の マドモアゼル K 子宅へ遊びに行き、小寄道さんのこの記事を思い出しました。
どうも、小寄道さん宅は、彼女のご近所らしい...?!?!
しかしながら、小寄道さんのこの記事と一緒に掲載されてある シデコブシ のショット は、全く見つからずにガッカリしています... (-。-;
マドモアゼル K 子ともども『 花より団子 』のタイプですが、シデコブシ については、ちょっと興味を持ち、調べてみると日本が原産なのですね~????
別名 star magnolia ' Royal Star '
とやら... 。 良い勉強が出来ました!!
小寄道さんが撮られたホンモノを見つけられませんでしたが... ヽ(´o`;
マドモアゼル K 子は、この春から花粉による
口腔アレルギーを起こして特にバラ科の果物を食べられず、涙目 + 鼻水たれ + 口腔内ヒリヒリ
[ 特に、ストロベリー、ブルーベリーなどベリー系を口にすると酷く ] 彼女、「 ベリー bad !! (>_<) 」 と言って、いじけているんですよ (苦笑)
四手辛夷は「かなかな」のちかくかな、です。
見慣れたコブシとは違い、その赤みのある花びらは、実際にみるとピンクのグラデーションが艶やかで、かなり惹かれましたね。
小ぶりですけど、たくさん咲いてインパクトあります。
ところでマドモアゼル K 子さんは、ずいぶん苦しんでいるご様子。以前、イチゴのはいった寒天?(ゼリー)いただきましたけど・・。
食べられるものが少なくなるのは、つらいなあ。K 子さんのお母さまも、ベリー系はベリー bad !なんでしょうか。
コメントありがとうございました。