我がすむ町は近頃おおぜいの人が行き交い、評判のお店にはずらりと人がならぶ。古くからあるのが肉屋の揚げ物、鳥肉の串焼き、貝屋(魚より貝がメイン)の鮎やあさりの串焼きなど色々あって楽しめる。寺町でもあるので、煎餅とか佃煮なぞも墓参帰りのお土産としてよく買われているようだ。根津の方には鯛焼き屋があり、午前中に売り切れるほどの人気がある。皮が薄くてぱりぱりの食感、上等のあんこがぎっしり詰まる。私にとって甘いものはご法度ゆえ、大昔に食べた印象で書いているに過ぎないが・・。甘いものといえば、以前にも書いたかもしれないが、近所の「ひみつ堂」というかき氷屋の人気が群を抜く。「ひみつ」とはシークレットではなく、「氷蜜」ともじり、取り寄せた天然氷、自然素材で濃厚な果汁をたっぷりとぶっかける。開店してすぐの頃に食したことがあるが、絶妙の氷の冷たさ、イチゴの旨さ、食感は、私の脳内記憶を書きかえねばと驚いたことを覚えている。
そんな「ひみつ堂」に向こうを張っているというのではないが、ご近所に「ないしょ堂」さんがある。(いる?)英語が堪能なご主人(女性)と、そのご母堂がやっているが、商売を生業としてやっているわけではないらしい。たまたま梟好きということで話が広がり、いまはご近所つきあいほどの親しい間柄ともいえようか。夏にはロンドン、冬にはハワイへ一、二か月ほど静養に行かれる。私からみれば優雅な暮らしぶりで羨ましい限りであるが、お二方にとっては健康を保つ切実なほどの転地療養らしい。ことしは母上の健康がおもわしくなく、外国へいくことは担当医から止められているとのこと。
ともあれそんな事情で、滋養健康にすこぶる効くような食べものづくりに、ないしょ堂さんは様々なノウハウをもっている。食通でないわたしが食べものの素材、料理のことを語る資格はないのだが、時折いただくものに感嘆することがおおい。たとえばデザートであっても、あの有名なお店の何かに似せたとか、贅沢な食材を盛りだくさんに使ったとかいうのではない。糖尿病気味のわたしを気遣うほんのりとした甘さが素晴らしい。また、私たちの年齢に応じた、そう庶民的な素材をつかいながら、実に上品でおいしく味わい深いものに仕上げるのである。食べもののはなしは、まあ食べた人だけが語る特権のようなもので、これを読んでいる人にとってはどうでもいい話であろう。
というわけで、今回は「ないしょ」の話なのである。
※上の写真は、牛乳ベースの寒天デザート。左はクランベリーとレモン。 右は西瓜を使ったもの。他にもいろいろあるのだがまたの機会に。なにせ「ないしょ」なので悪しからず。
でも、その方って意外と気紛れで、気が向かないと、なかなか行動しないコトがあるかもしれませんよ。だから、とりあえず、『 ないしょ 』にするってコトも... ??
また、健康に拘り過ぎれば、それが、ストレス となり、かえって身体に良くない場合もあるって... 。
もし、この想像が事実なら摩訶不思議な話ですね!!