事の次第はこうだ。妻の友人たちが1月10日(成人の日)に上野公園のイベント(牡蠣フェスティバル)に行く。男性のA、Bの2人、妻含め女性3人のグループで、その後イタリアン・レストランで会食して解散。メンバーはその翌日、翌々日後に次々と発症した(女性一人は無症状で、女性たちは互いに体調の変化を確認し合ったようだ)。
小生は、3日後に妻から事情をきく。家庭内別居中のため、応答は家の内線電話で会話している。男性2人のうち1人Aとの連絡が不可とのこと。安否確認をどうすれば良いか、妻から相談をもちかけられた。感染の疑いあるものがする必要はなく、まず自治体の対策センター(東京都発熱相談センター)等に相談することの先決さを伝えた(但し、翌朝に連絡が取れて一安心したとのこと)。
それから2日後ぐらいに、連絡のとれなかった男性A(年齢50代後半)が、都内の大学病院に入院したことが判った。もう1人の男性B(年齢80歳)は、自力で抗原検査した時には陰性であったが、その後、PCR検査で陽性と判明した。その時点では、食欲はなく、喉が痛み、水も飲めない状態だったらしい。
一方、妻は仲間が感染したことをみて、独力でPCR検査を受けた。保健所からの指示を待ち、その結果10日間の自宅療養をすることになる。熱は最高で37.2度、症状としては、喉が少々痛むぐらいの様子であった(陽性になった別の女性も、妻とまったく同じ症状だったという)。
さて、その間、小生は、食材等の買い出しを頼まれ、紙に書いたリストを何度か呈示される。我家は二世帯分離の住まいで、1階にあるドアひとつを挟んで行き来ができる。なので、妻から手渡されるものは、その度にアルコール消毒した。
小生としては、5人のうち男性陣だけが症状が重そうなこと、それが気掛かりであった。病院に入院されたA氏は、肺に水が溜まっていたからだという。小生より年少であり、ワクチンも2回接種していたにもかかわらず、中等症以上の症状に見舞われた。もう一人の男性B氏は、最終的に5㎏も体重を落とした。しかも約1週間の短期間に、である。
推測するに、5人が集いレストランで会食したとき、そこでクラスターが発生していたと、小生には思われる。
比較的軽いとされるオミクロン株に5人中4人が感染した(現時点では、正式に同株なのか確定していない)が、決して侮ってはいけないということを肝に銘じたい。また、男性両人は独居生活をしていて、自宅療養はかなり不便、不如意を強いられたはずだ(小生ふくめ、独居する男性高齢者が多いことを実感する)。
ま、しかし、家庭内事情で別居していることを幸いに、小生は新型コロナをかわすことができた。妻から感染することが想起され、ちょっと不安は高まり、色々な事態を想定し思い悩んだが、生来の楽天気質でなんとか独居生活を続けている。
その間、妻には栄養をつけさせたいと、カレーライスや豚汁をつくったが、いたって症状は軽く、現在まで大事には至っていない。妻はやっと先日23日に自宅療養からも開放された。喉に多少の違和感があるらしいのだが、どうだろうか。オミクロン株の抗体ができた妻は、なんとなく機嫌が良さそうで、いい気なもんである。
さて、自治体から3回目のワクチン接種の知らせが来るはずなのだが、まだ来ないのはどうしたものか。オミクロン株の感染爆発はいまだに衰えない。小生としては、今回はファイザーではなくモデルナを打って、交叉免疫をつくりたいと願っているが、それは叶うかどうか・・。
いずれにしても、コロナ禍の収束は見えないし、新たな変異株が生まれることも考えられる。少なくとも1,2年は、世界的にパンデミックは繰り返すとの予測もある。誰が言ったか知らないが、生きていれば丸儲けである。いつ死んでも悔いはないが、まだやっておきたいことは2,3ある。残りの人生は、楽しく元気に過ごしたい。
コロナに感染したらどうなるか、怖いもの見たさも若干あったが、今回、妻が感染したことで、そんな思いは実に不謹慎極まりないと痛感した。皆さまもお気をつけされたい。
追記:東京都は、今日1月25日、新たに12,813人の新型コロナウイルス感染を確認、自宅療養者は3万8千人になったと発表した(入院・療養等調整中の患者は3万1030 人)。直近7日間移動平均は9675人で、前週比150,7%増。病床使用率は39,8%となった。
本日の時点で自分なりにチェックしたこと。
●オミクロン株に感染すれば防御力が上がるとは、絶対に思い込まないこと。
●オミクロン株に感染しても、防ぐことはできるのはオミクロン株への再感染だけか・・。次に発生するかもしれない変異株への防御力とは、まったく別問題だ。
ノースカロライナ大学チャペルヒル校医学部の感染症専門家、デビッド・ウォール博士の指摘
●今後出てくるかもしれない変異株あるいは複数のコロナウイルス種に対して効力を持つワクチンは現在開発中であり、それによって状況が変わるかもしれない。
ヨーロッパ疾病予防管理センター(ECDP)のインフルエンザ専門家、パシ・ペンティネンの予測
●人口の60%がワクチンを接種すれば集団免疫に到達するという、某メディアの報道ははずれた。次は80%なら到達すると報じたが、それも実現しなかった。
●新型コロナのパンデミックが最終的に、特定の地域や周期で繰り返し発生する「エンデミック」に移行すると予想したが、オミクロン株の出現により、それが起こる具体的な時期が問われるようになった。
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのフランソワ・バルー教授の指摘
●オミクロン株は従来の変異株よりも感染力が高く、米疾病対策センター(CDC)の推計によると、昨年流行したデルタ株の3倍の感染力がある。
●日本では新規陽性者数が22日には5万人を超え、感染者が年始以降急増しているため、抗原検査キットの需要も大きく伸びた。
●海外でも検査キットの不足は深刻な問題。ニューヨークでは、品薄から検査キットが通常の2-3倍の価格で売られるケースも発生。英国のレスターシャー州でも政府による検査キットの供給が一時止まった。
筆者が読む外資系経済サイトより