小寄道

日々生あるもの、魂が孕むものにまなざしをそそぐ。凡愚なれど、ここに一服の憩をとどけんかなと想う。

雛祭り改め、耳の日に

2018年03月04日 | 日記

 

3月3日は雛祭りの日。世間では、桃の節句(節供)であるお雛様を祝う催しもので、各地が賑わったことであろう。

わが家では今年から3月3日は、3の並びのミミ即ち「耳の日」になった。手話を学び始めてから知りえたことで、聴覚障碍者のための各種のイベントが開催される特別の日である。

手話講師として偶然にも、東京都聾唖障碍者協会の理事、粟野達人さんに担当していただいていたこともある。去年はしかも、4年に1度のデフリンピックの年に当たり、粟野先生は日本選手団の総監督を務めていて、私たちのような手話を学び始めた初心者も、そのデフリンピックのプチ興奮にあやかった。

来期はもう一つ上のクラスによじ登るつもりだが、赤ん坊が言葉を話す楽しみを知るかのように、いま手話を学ぶ面白さの端緒をつかみはじめた。こんなチャンスは、年寄りには滅多に訪れないだろう。燃え尽きかけた精進の心を、精一杯燃やそうとおもう。で、昨日の「耳の日」、田町の障害者福祉会館で開催されたイベントに夫婦で出かけた次第である。

 

▲田町にある障害者福祉会館。3000人ほど集まったというが、館内は立錐の余地もないほど盛況。あちこちで手話が飛び交う。

▲デフリンピックを語る、卓球のメダリストと粟野先生。手話と口話通訳、即それが文字化される。

▲「聴導犬」の存在をはじめて知る。人の多さに恐れを感じて? それにしても可愛いかった。

 


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