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小説としては物足りない @『実録 頭取交替』

 実在の地方銀行(山口銀行)で、実際にあった事件を小説にしたものだそうです。  まあ確かに、こういう派閥間の権力抗争や組織の私物化は、どこにでもありますよね。銀行に限らず。政治の世界ならなおさら。  この小説の筆者自身も、この銀行の行員だったわけで、その抗争の当事者の一人だったんではないでしょうか。  「事件の記録」としては面白いけど、「小説」としては物足りないです。なんか総集編を見 . . . 本文を読む
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