金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
「ばいたた」デビュー @ 富山市『寿し晴』
かつて、富山駅前の「シネマ食堂街」にあった超人気店「寿し晴」さんです。シネマ時代にお伺いしたことはありませんでしたが、移転後の新しい店に初入店しました。新店舗はこぎれいな雑居ビルの2階にあります。予約はせず、ダメもとで伺いましたが、カウンターが4席だけ空いていました。ラッキーです。店内は右手が9席程度のカウンターと板場、右の窓側が控えめなこあがり席があります。
店内には寿司屋につきものの「ネタの短冊」はなく、「上握り2500円」などが掲示されているだけです。もともと「シネマ食堂街」で長年、カウンターのみの寿司店をやってこられたわけですから、客の注文は、いちいちメニューや短冊を診てするのではなく、大将との会話で決めるってことなのかな。
カウンターに座り「酒2合」をお願いしました。カウンターの奥の「立山」の一升瓶からドクドクドクと大徳利に注いで、ぐい飲みというより、コップに近いサイズのグラスとともに供されます。カウンターのネタケースにはいかにもイキのよさそうな魚や貝が並んでいます。魚はみな目ん玉が黒々と輝いていますね。このネタケース見ただけで、この店の魚の美味さが察しがつきます。刺し盛をお願いすると、がんど、いか、石鯛、甘海老の4点セットがきました。予想通りのいい味です。
「じゃ しろ貝とバイ貝、つまみでお願いします」と注文すると「バイ貝は刺身? それろもバイタタ?」と大将。「バイタタってどんなんですか?」と伺うと「よし まず食べてみて。酒の肴にピッタリよ」と大将。素直にお任せしました。出てきた「バイタタ」とは、バイ貝の身とわたの和え物ですが、ワサビが効いて、確かに酒肴としてピッタリ。この1品だけで3合がはいけそう。〆は鯛とさす(=さわら=カジキ)の握りを2貫づついただきました。握り寿司も切り身がデカイですねえ。
今日の会計は 日本酒2合×3、刺し盛×1、白貝の刺身×1 ばいたた×1、鯛とサスの握り2貫づつで計8800円でした。いやあ大満足です。大将の「美味い刺身と寿司を腹いっぱい食ってほしい」という姿勢が随所に感じられるいい店でした。ごちそうさまでした。また伺いますね。
冒頭の写真は 今年正月に開店前の「寿し晴」さんに伺った時のものです
« 1週間遅れです... | 美術館と図書... » |
コメント |
コメントはありません。 |
コメントを投稿する |