金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
石原吉郎 と 香月泰男 と・・・
このブログのタイトル「見たものは 見たと言え」は、シベリア抑留体験をもつ詩人石原吉郎さんの「事実」という詩から、つけたものです。石原吉郎さんについては、いつかきちんと書きたいと思う。もっと読まれていい詩人の一人と思う。
僕は、同じくシベリア抑留体験を持つ画家香月泰男が好きで、以前 そのコレクションを持つ、某県立美術館まで、はるばる行ったこともあるくらい。
「囚」というタイトルのこの版画は、ラーゲリで、収容室のドアの小さな穴から、自分たちを監視するソ連兵を描いたものなんだろうが、実は囚われた自分達を監視するお前たちも、囚われた者たちなんじゃないのか? 国家に? 鎌とハンマーの思想に?・・・・ということを表現している作品だと思う。
支配者は同時に被支配者 そういう「2重構造」って あるよね・・・
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