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石原吉郎 と 香月泰男 と・・・ 


 このブログのタイトル「見たものは 見たと言え」は、シベリア抑留体験をもつ詩人石原吉郎さんの「事実」という詩から、つけたものです。石原吉郎さんについては、いつかきちんと書きたいと思う。もっと読まれていい詩人の一人と思う。

 僕は、同じくシベリア抑留体験を持つ画家香月泰男が好きで、以前 そのコレクションを持つ、某県立美術館まで、はるばる行ったこともあるくらい。

 「囚」というタイトルのこの版画は、ラーゲリで、収容室のドアの小さな穴から、自分たちを監視するソ連兵を描いたものなんだろうが、実は囚われた自分達を監視するお前たちも、囚われた者たちなんじゃないのか? 国家に? 鎌とハンマーの思想に?・・・・ということを表現している作品だと思う。

 支配者は同時に被支配者 そういう「2重構造」って あるよね・・・ 

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