金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
魚しかありません、でも魚ならどこにも負けません @ 高岡『魚人』
高岡駅前の料亭大野屋のあるあたりは、いかにも場末なスナック街です。まだ明るいうちから大音響のカラオケがあちこちから聞こえてきます。そんな一角に『魚人』があります。
この店の特徴は「魚しかありません。でも魚ならどこにも負けません」ということかな。いわゆる居酒屋的な「おつまみ料理」はありません。(本当はあるのかもしれませんが、壁の大書きの短冊にも、ホワイトボードの「今日のおすすめ」にも魚(刺身か焼きか)しかありません。当然ながら魚の美味さはサイコーです。
刺し盛り(この日は1400円~でした)もありますが、この刺し盛りの盛り付けが、ほとんど子供のおままごとみたいなのはむしろご愛敬ですね。この店では刺し盛よりも好きな魚の単品を注文する方がいいです。酒は「勝駒」の各種大吟醸がラインアップされていますが皆、数千円の高級酒ばかり。なので、おすすめは「蔵香」の冷酒300ml(900円)ですね。
2人で伺ったこの日は、勝駒大吟醸1合×2、蔵香×1、刺し盛1人前×2、赤ナマコ酢×1、汐の子(ひらまさ)刺×1、ハマグリ焼き×1、クジラ×1 で〆て15700円でした。この魚のクオリティーからして、むしろ安いというべきでしょう。金沢の観光客相手の店では、スーパーの鮮魚コーナーで480円で売っているような魚を1800円位で平気で出してるからね。
魚好きには是非お勧めです。でも、そうじゃない人には「CP悪し!」となると思います。
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