金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
森本の名店 『彌助鮨』は もう卒業かな
この名店の誉れ高い「彌助鮨」に、ちょうど1年前に初入店し(これです)、今夏に2回目(これです)、そして先日,3回目の訪問です。
この日も前日に「一人ですが明日昼、大丈夫ですか」と電話すると大将が「少し座敷で待ってもらうかもしれませんが・・」とOKがでました。
12時ジャストに暖簾をくぐると、カウンターは既に3人×2組,2人×1組で、ちょうどL字型の角の席だけ空いています。「こちらにどうぞ」と大将が案内してくれます。よかったあ、待つことなくてとひと安心。先客はみな観光客‥というか、この店の寿司を食べに来た県外の方々ですね。この『彌助鮨』さんは、森本にあるのですが、客は全国区なのです。
小生、いつものように3000円コースをお願いしました。あっあと瓶ビールね。「マグロは3つ?」と大将、「5つでお願いします」と僕。9人分の寿司を一人で握る大将は、マスク無しですが、女性客に向けてお得意の〇ネタギャクの連発ですし、客は客で大声で「ぎゃはは~」「きゃ~」と大盛り上がりです。大量の飛沫を狭い店内に放出させているのがちょっと心配。
でも、寿司屋ってこの店に限らず、どの店でも昔からこれが普通ですよね。寿司は、かしこまって、眉間にしわ寄せて、押し黙って食うもんじゃありません。賑やかなのはそれはそれでいいのです。
ただ、店側が「〇ネタ」で 客をもりあげようとするのは、「粋じゃねえなあ」と思うのです。そして「賑やか」と「騒がしい」は似てるようで違うと思うのです。でもまあこうやってこの店を、予約の取れない大人気店に育て上げたんだから、この路線は間違ってはいなかったんでしょうね。
なので、3回しか行ってないけど,『彌助鮨』は、もう卒業しようと思います。だって、鮨はとっても美味しいけど、ここで食べても楽しくはないから。
帰り際、大将から「もしよかったら、またおいでください」とのお言葉を頂戴しました。ふと、店の今の状況を、大将自身が望んでいるわけではないのだろうなと、そう思いながら、森本駅に向かいました
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