辛～いおろし蕎麦 ＠ 旧吉野谷村『そば処 花川』

 

　旧鳥越村や旧吉野谷村には、蕎麦店がたくさんあります。一番有名なのは一揆そばの『長助』さんですが、その他にも山間の細い道を分け入ると、個性あふれる店がたくさんあります。

 

　今日はそのなかから、旧吉野谷村の『そば処 花川』さんに伺いました。普通の民家で、玄関で靴を脱いで、居間に入ります。店のスタッフ・・というより「この家の方」が、注文を取りに来てくださいます。「御膳そば」を頂こうと思っていたのですが、こちらがオーダーする前に「御膳は売り切れました」とこの家の人。１日１５食限定とのことです。残念！！ならば「おろしそば」（１１００円）にしましょう。

 

　すぐに山菜や豆、固豆腐の小皿が人数分出てきました。これなかなかおいしかったですねえ。ビールを飲みたくなります。小鉢を食べ終えるころ、蕎麦が大きな白い器に盛られて登場。ぱっと見、ここはＢＧＭにＪＡＺＺが流れる都会の蕎麦店かあ！？と思ってしまいました。まあビジュアルがどうであれ、蕎麦おいしければ文句ありません。

 

　蕎麦は、まるでそうめんの様に細いのですが、何せ大根おろしが超～辛いので、舌がひりひりしてそばの味はよくわかりませんでした。そばつゆも初老の小生には濃かったです。〆に湯桶（ゆとう）で蕎麦湯がでてきましたが、その大きな器に注ぐしかないので、まるで黒田節の大杯のようになります。

 

　この家の人は、店が最近、福井の雑誌か何かに掲載されたため、「来るお客は福井の人ばっかり」と嘆いておられました。そこが嘆きのポイントかどうかは微妙ではありますが。。、

 

　でもまあ、たまには、日頃の憂さを忘れ、緑あふれる静かな環境の中で、そばを食すと、確かに「心のストレッチ」になると実感しました。今度は、御膳そばを頂きに午前に伺いますね。

 

」