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リタイヤ1周年です

 

 この7月1日で、退職1周年を迎えました。40年間務めた会社を「定年後」退職したのが昨年6月30日でした。翌日から晴れて自由の身になったのですが、いきなりコロナに感染し、陰性になった後もしばらくは後遺症で「寝たきり状態」だったので、好きなことができるようになったのは7月後半からでした。

 

 といっても、あの酷暑の夏、特に旅行をするわけでもなく、読書三昧の生活をしていました(唯一の例外は2日間のハマスタです)。そのうち、NPO法人を立ち上げた知り合いから、ボランティアを手伝ってくれと言われ、8月の盆明けから、そのNPO法人の「有償ボランティア」をして今日に至っています。

 

 あくまでボランティアで、「仕事」ではないので労務契約等はありません。月曜から金曜まで 毎日5~6時間してます。拘束時間から逆算すると「お手当」は時給200円位で、ひと月あたり2万~2万5千円くらいですが、ありがたく頂戴しています。まあその金額では、毎月の我が家の水道光熱費の一部として消えてゆきます(笑)。でもNPO法人の事業のご利用者からは大変感謝されています。まあこの年になって、世のため人の為になる「しごと」に関われるって、幸せなことではあります。

 

 最近の一日の様子は、5時前に自然に目が覚め、朝飯後の6時~8時は机について読書。8時に家を出て、午後2時半~3時ごろ帰宅。晩飯前の2時間、晩飯後も2時間、机について読書してます。まるで学生さんのような生活です。

 

 本は、新刊を買うことは全くなく(小生、50年後も読み継がれていると思える本しか、新刊は買いません)、BOOK-OFFで110円の古本を買う以外は、自室の書棚から前に読んだ本を取り出して再読です。あと岩波の『世界』を毎月購読しており、毎号約300ページを、目次に沿って順番に読んでいますが、これ大体3週間かかります。なので、単行本を読むのは残りの1週間のあいだですかね。

 

 この退職後の1年の3大ニュースは

1)能登半島地震(24年1月)

 金沢の自宅も基礎部分に亀裂が入り、金沢市から罹災証明書を頂きました。また3月に能登町にボランティアに伺いました。まるでガザのような光景でした(涙)。

 

2)心臓のカテーテル手術(23年11月)

 心房細動のアブレーションカテーテル手術を某旧国立病院でしました。そのおかげもあって、心房細動も狭心症の発作もほぼなくなりました。服薬や手術のおかげでもありますが、最大の理由は、退職してストレスと言うか重圧から解放されたことが理由と思います。はい。

 

3)『PERFECT DAYS』 を3回見た(24年3月~5月)

 映画の内容は、既に語りつくされてるので省略。この映画を見て思ったことは、映画は「作る人」「演じる人」「観る人」、この3者が一つになって初めて映画になるということでした。だからA君とB君が、同じ映画館で同じ映画を見たとしても、実は2人は別々の映画を見ているのだと。換言すれば自分だけのストーリーの映画を見ているのだと思います。僕が見た『PERFECT DAYS』は、自らの「鎧」や「虚勢」「飾り」を削ぎ落して、ジャコメッティの彫刻の様になったら、こんなに豊かな内面世界が開けてきましたって映画でしたよ。

 

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