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人は変わるけど 変らない」 @ 『 教誨師 』 堀川恵子


 正月休みに読んだ本 その② 『教誨師』です。

 教誨師とは、死刑囚に対して、自分自身を取り戻すように説話などをする宗教者の事です、死刑執行にも立ち会います。

 長年その仕事をしてきた僧侶の渡邊普相氏にライターの堀川氏が、長年にわたって地道に聞き取りを行った内容をまとめた本です。著名な死刑囚は実名で、そうでない人は仮名で出てきますが、記述内容はみなリアルで、その息遣いまでが伝わってきます。

 死刑に値する犯罪を犯したことは事実だけど、世の多くの人は逮捕された時と、その十数年後に死刑執行された時にしか 関心を寄せません。しかし当たり前ですが彼ら彼女らには、いつ死刑執行がされるかわからない「毎日」があります。

 別に僕は死刑廃止論者ではありませんが、人は「変わる」けど「変わらない」、更生するけどでも更生しないってことも リアルな事実だなと思いました。










 
 
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