goo

「謙虚な自信」があふれる @ 野々市堀内5丁目『寿司 龍』

 

 

 この店、国道157号線に面しています。ネット上では、金沢市上荒屋にあるのが「寿司龍」、野々市のこの店は「寿し龍」と使い分けられていますが、実際のこの店の看板は、冒頭写真の通り「寿司 龍」となっています。なので本記事でも「寿司龍」と記します(あくまで寿司と龍の間は半角空けていますが・・)。

 

 この店の特徴は、きわめてまっとうな寿司屋だけど、ランチの「ラーメン+寿司4貫(1300円)」が大評判ってことですね。この高名な「寿司 龍」さんに、先日の平日の昼に初入店。13時20分頃でしたが、先客はおらず。一直線のカウンターは12席です。(これだぶん、満席の際は、立ち飲み屋のダークダックス状態になるに違いないです。それもまた町場の寿司屋らしいですね)

 

 店にメニューらしきものは見当たりませんでしたが、開口一番「ラーメンセットをお願いします」。ほどなく出てきたラーメンを見て、思わず大将に「きれいなラーメンですねえ!!」と叫んでしまいました。とにかくスープが澄んでいます。清らかです。こういうラーメンがまずいはずがありません。一気に5分もかけずに、スープの最後の一滴まで完食。このラーメン、寿司屋の余興のようなものではなく、超本格ラーメンです。

 

 大将が、このラーメンの手間のかけどころを、それはそれは楽しそうにお話ししてくださいました。寿司職人としての繊細な技術とセンスで持って、ラーメンをつくったらこうなりましたという感じ。こういう職人さんがつくる寿司もまずいはずがないですね。本当はラーメンを食べている最中に出てくるのでしょうが、小生のラーメンを食べるスピードが速すぎるので、ラーメン完食後に、まず寿司3貫の登場し、遅れて4貫目(この日は北海産のホッケ)がやってきました。

 

 すべてが美味しかったですね。大将の「自分のつくる美味しい寿司とラーメンをお腹いっぱい食べて、幸せな気持ちになってください」という気持ちがストレートに伝わってきます。そういう「謙虚な自信」が味にあふれています。やはり料理も最終的には「人」ですね。すでに閉店した寿司店に例えると、「まるよし」(小将町)、「たむら」(にし茶屋街)みたいな、暖かいしあわせ感が満ちている店でした。今度はぜひ夜の部に来たいです。

 

 

牛肉で出汁をとった地味あるれるスープ

 

この後、4貫目の「ほっけ」が登場

 

 

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
« 夏の名残りの ... 青い空を見て... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。