金沢に暮らし始めて40数年.。この街で「見たものは、見た」。最近は「軒端に冬の山晴れて見ゆ」って心境に。
金沢暮らしの日々 ~努力は時々 報われる~
いい鮨屋だった。今度は是非夜に @ 金沢市吉原町 『彌助鮨』
この森本にある『彌助鮨』さんの高名は、もちろん前々から存じ上げておりました。しかしいかんせん、森本は遠い。伺う機会のないまま、いたずらに馬齢を重ねてしまいました。しかし、人生の春夏秋冬で言えば、「初冬」を迎えた今、「やりたいことを残したままにするのはアカン」と思うことが最近あり、先日の日曜に決行した次第。
前日に「明日の昼1名予約お願いします」と電話。女将さんらしき人が「1名ならなんとかなるやろう。どうぞ」「お店は12時からですよね」「まあ11時半くらいからやってるけど」とのお返事。
翌日曜日、金沢駅から電車で6~7分で森本に到着。森本もずいぶんと立派な駅になりました。駅から徒歩5分で店に到着。時刻は11時45分ですが、昨日の電話通り「営業中」」の看板出てますし、暖簾もかかっています。
店に入ると、先客はおらず、大将が板場におられます。「昨日電話したものです」と注げると、カウンターの一番端っこに案内されました。「いいですよ いいですよ。新参者は何事も隅っこ暮らしが一番です」。そうするうちに女将さんも登場。ご夫婦そろってかなりのご高齢とお見受けしましたが、動きは鮨屋らしく、キビキビしています。ランチは 1000円.2000円。3000円の3種類です。
大将「いくらのにしますか」
小生「3000円でお願いします」
大将「はい、ありがとうございます!」
大将「まぐろはいくつにします? 5つできるけど」
小生「そうですか でも3つでお願いします」
(ふむふむ ここはマグロがお勧めなのかな?)
小生「あっ あと瓶ビールもお願いします」
最初にでてきたのは、いい塩梅に味付けされた香箱ガニのカニ面。「はい、これサービスです」とのこと。のっけからすごいことになりましたよ。「はい、ボストン鮪、こっちは養殖もの、そしてこれは中落ちね」「はいこれはクエ」「ガスえびに白エビ」「はい バイガイ」「香箱軍艦まき」・・と次々にたぶん13貫くらい出ました。「最後は巻物です」といって登場したのは、まるで一尺定規みたいな長くて太いネギトロ巻です。いや~満足しましたあ~。
僕の入店後、2人組の予約客が次々に来られます。端っこの僕と隣の客の間が、一つだけ席が空いてるので、僕の席が空けば2人組が入れます。席を立ってお会計お願いしようとしたら、「いえ、アイスクリームがあります」といって、カラフルな甘さ控えめのアイスが大量にでてきました。
僕がアイスを平らげる間、後から来た予約客は、お座敷で待つことに。いずれにしてもカウンター9席は満席に。今度は夜に来たいな。もう少しゆっくりと大将と話しながら寿司を食べたいですよね。
今日のお会計は、瓶ビール大1本合わせて3800円なり。「大変おいしかったです。ごちそうさまでした」と大将にお礼を言うと、「こっちの方こそ、ありがとうございました」と大将。席を空けたことへの礼ですね。そんなことがあると「また来よう」とこっちも思います。
ネットを見ると「大将が気分屋で、相手によって客対応を変える」との意見が散見されます。でもそれってその「相手」がどういう態度だったかによりますよね。コンビニのような誰にでも同じ(=画一的な)対応ではないです。個人経営の生身の人間がやってるんだから。
あ
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