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昭和の人情味あふれる寿司屋 @ 二口町 『大八寿司』

 



 金沢市民でも「二口町」ってどこ?と言う人は多いと思います。小生もその一人でした。文章で説明するのは少々難しいですが、金石街道の「ステーキの宮」があるのが二口町交差点。この交差点をステーキの宮に沿って斜めに細い道を長田方面にしばらく南下した当たりに「大八寿司」はあります。まあ今どきは、スマホでササッと場所を調べられますけどね。住所は「金沢市二口町ロ83」です。



 平日の19時、仕事帰りに2人で初入店しました。駐車場は店の前に3台分。店のお向かいにもあるそうです。店の裏の広場はこの店のパーキングではないそうです。店内は左手に板場とカウンター。右手にかなり広いお座敷です。この日は平日ですが、サラリーマンの団体さんが大盛り上がりでした。まあ忘年会シーズンですからね。カウンターには常連さんと思しき先客お一人のみです。


 
 開口一番、「彩の庭からおいでになられたんですか」と大将。この店の近くにある「金沢彩の庭ホテル」の宿泊客と思われたんですね。「いえいえ、地元民です」と僕。実はこの店、「800円の握り寿司ランチ」で知る人ぞ知る店のなのですが、今日は別にランチタイムではありません。



 まずは熱燗から行きましょうか。突き出しはキノコと食用菊の和え物です。熱燗の銘柄は「黄桜の業務用」とのこと。正直にそういうことを話してくださるところが、逆に好感持てますね。寿司食う時に、別に大吟醸なんて必要ないもん。フツーの普通酒で十分、十分。



 とりあえず刺し盛り2人前をお願いしました。出て来た刺し盛りは二つの小皿にそれぞれ盛り込まれていましたが、一見してサイズ小さめ。「おいおい これが一皿1500円か??」と心の中で独り言。しかし、しかしですよ。いざ食べててみると「美味い!!」。各々の刺身の味がしっかりします。これ値段以上の価値が十分あります。



 続いて、鯛のあらだき(800円)。これデカいです。デカすぎ。アラ炊きに温泉卵が添えられているのも初体験ですが、たまごをちょとつけて食すと、これまたいい味。魚のすき焼きみたいな感じ。続いて香箱ガニを2つね。〆は握り寿司二人前。これがまたおいしい。魚がそれの味がちゃんとします。



 そして何より、寿司や魚の美味しさもさることながら、来ている客も「大八寿司LOVE」があふれ、先客おじさんも、僕らに気軽に話しかけて下さいます。客同士の話がこんなに盛り上がるのは、まるよしさん以来です(これです)。そして鳥越出身という大将がまた「お客LOVE,お寿司LOVE」にあふれています。



 酒は黄桜だけでなく、八海山や手取川の冷酒をたらふく頂きました。今宵は二人で14,000円也。一人7000円でこれだけの満足を得られるのはアッパレです。大将は、客同士の会話に無理に割り込んだりはしないけど、客同士の会話をちゃんと聴いていて、寿司にぎりながら、「うん うん」と頷いています。



 昭和の人情味あふれるいい店でした。また伺いますね。




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