秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷冬点描

2010年12月30日 | Weblog
カヤの道、いま果てしないカヤの道を歩いている、枯れたカヤは
脆くもポッキと折れた、ひとつひとつ、束にしても折れて崩れる。

母なる大地が傷ついて呻いている、悲痛な呻きを誰も聴こうとはしない
我々は尖端の技術をもって、享楽の極みを貪欲に喰らい尽くすのみ。

我々は父母への孝行は自分の快適な生活、便利な生活、自分の享楽を
多少なりとも犠牲にして、親孝行をするし、したいとも願っている。
しかし、大本ともなるべき我々を育んでくれている母なる大地には自分を
犠牲にして親孝行することなく、加害者の人となるのみであろうか。

カヤの道の果てには無残な荒涼とした母なる大地が待っているのだろうか。





行年や炎に映せ我がこころ