秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷早春点描  暮らしの春

2011年02月27日 | Weblog
野生動物インタープリテーション、インタープリター研修
自然と人間、野生動物と人間のより良い関係を築き、自然と野生動物の環境保全の
持続可能な未来を構築して後に続く大人、子供たちにつなげてゆく行動、人を目指す。


伝えたいことをダイレクトに扱うのではなく、聞き手の理解の段階に応じて
コミュニケーションをしながら、次の段階へと導き、野生動物が直接見えなくても
参加者を楽しませ、野生動物の生活環境、自然を理解させて自然保護の大切さを
共有できるように、プログラムをデザインし運営できるようになること。

フィールド体験は野生動物が残した生活の痕跡、野外に残したフィールドサインを観察して
その動物の種類や行動を推測(判定)してどのような自然環境のもとで生活しているかを
観察して、その背景にある、生態系、自然保護、歴史、文化を理解する。

アニマルトラッキングは参加者が楽しみながら、フィールドサインを観察できるように
ゲーム感覚、道具などを使い、野生動物の痕跡を参加者自身が発見して、見る、物音を
聞く、匂いを嗅ぐなどしながら、何の野生動物であるかを考え、理解してゆく。
参加者自身が楽しく体験することでほんとに血となり、肉となって他からの押し付けでない
本物の自然観が身につき、森に入っても、山歩きしても自身が自然体でゴミ拾いなども
できるようになるだろう。

なによりも自然破壊、山の荒廃に加担するような行為には思い止まり優しい接し方を
するようになるだろうし、自分たちが生きている間だけ楽しめたら良いという考えに
組することなく持続可能な美しい自然にしようと努力する
そういう人たちや子供たちが沢山増えて多数派になることに期待したい

環境教育を受けていない我々は得てして、自然を人間中心に、自分の都合の良いように
利用しようとして自然破壊を招いてしまう、生産、享楽の消費物として省みないばかりか
後世のことなど考えもしない。

持続可能な社会、美しい自然を取り戻すためには小学校低学年からの環境教育の充実が
望ましい限りである。
小さい時からの家庭、学校の環境教育の必要をいま痛切に感じている。


野生生物の生息空間、森林、湖沼、草地、河川、湿地、干潟などがあり
その地域に住むさまざまな生物 地域固有の自然生態系の構築。

このようなことを人々と共有して、行動してゆくことは大切なことであり
自然破壊、山の荒廃を嘆いているばかりでは何事も前に進まない。



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする