秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

奥祖谷秋点描 暮らしの秋 山里に歩いて

2011年10月18日 | Weblog
さ庭べに木の実拾ふに子らが来し興じてあそぶに秋の日落つる

翁きてをちの山越へ来たりしも荒れにし草木みるに哀しき

山のべの廃家にからむ蔦もみじむかしに住みしひと思ひしか

蕎麦刈りてハデ木に架かる茎の紅あき日落つるに萎へて寂しき

山びとにこちの奥やま猿酒のありしと云はれて食したきかな


祖谷山に雲流れ来てにごり酒

菊月や気になりし書を読み終へり

静寂に辞書を開きて温め酒

山旅の峠越へして後の月

足音の遠き近きに夜寒かな



日曜美術館に風の彫刻家 新宮 晋氏の特集をしていたが、野外に置いて鑑賞する
斬新な彫刻であるにも関わらず、自然の木々、草花に溶け込んでまるで自然界の一部
であるかのような芸術、アートに新鮮な衝撃を受けた。

氏の言われるところによると、地球を風の星と捉えて風によって命を育まれて、風のように
気ままに留まり去っていく、その風に逆らうことなく動くエネルギーのような彫刻に
昔からの日本の美を表現して、地球観や自然観、生命観を写しこんでいるようである。
氏の風の彫刻とその背後の哲学的思想を深く探ってみたくなった16日の日曜美術館であった

絵画に多少の興味があるので日曜美術館は良く見るのだが、最近印象に残っている特集は
日本の美と心を求め、確かな審美眼を持った白州正子、超写実の世界に新風を吹き込んだ
諏訪敦、江戸時代の日本画家酒井泡一、大正期の天才画家で38歳で逝った岸田劉生など。










テラオ兄さん携帯写真  今日は快晴の山風景














テラオ兄さん 絵手紙


















































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