秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

菜菜子の気ままにエッセイ(オープンカフェも命懸けだぜぃ~みたいな話)

2013年12月15日 | Weblog
『あのさぁ、明日のオープンカフェ、いい感じでセッティングできたのよ~!
ちょっと見に来てよ~♪』
イケイケギャルのAちゃんから、夕方電話が、かかった。

ワタシは本日は 地区のボランティア餅つきに(高齢者に配る)参加していたので
準備も何も、お手伝い出来ていないっ
気にはなるが、明日の日曜日も、恒例のお仕事。
で…
6時半過ぎ
…気になったので、手ぶらで 冷やかしに行った。

本日の気温 氷点下
お山の上は 真っ白白っ!
テキトーシローは、池田町に雪合戦の会と称して、飲みに出かけて留守
美しくセッティングされた お家には、テキトーシローの妻とイケイケギャルが
メインのケーキ係のち〇み女子を待ちながら、ボケ~~と座っておりました。

ワタシが入ってから、10分もしない内に、妻が特に顔色も変えないで
声色も変えないで、ボソッと言いました。
……
『水な…なんか…こんようなったわ…凍りよん…かなぁ…』

「なぬっ!!!!!水が出んの!!!」

『エアーかんだ音みたいなのして…細くなったわ…』

「それは駄目じゃよ!!!!!凍りよんじゃよ!!!」

慌てるワタシとイケイケギャルっ!と
人ごとの様な 妻っ

タンクを見る
ホースから水が、でていない
ジョイントを抜いても、水の気配がしない。と 言うことは、水源地っ

テキトーシローに 妻が電話をかける
テキトーシロー、ほぼアルコールの回った脳で、しゃべる

『〇〇さんちの家の横から、上に上がって、左に左に杉林を上がったら
黄色いタンクがあるから』

ここで 説明して置きますが、コンクリートの道ではないのだよ。杉林の道
途中に谷らしき 場所もある 真っ暗な 杉林。
ショボい懐中電灯二つ。回りは真っ暗。
どこを歩いているのか、ワカラナイみたいな、シチュエーション!
肝試し並の シチュエーション!
黄色のタンクや、暗闇では、何の色でも関係ない。そこで黄色のタンクと説明だけして
左、左とだけ 説明するテキトーシローの、適当さが、わかる。

明日、明るくなって、水しかけしたら いいのに~?
なんで、今、足元悪いのに、危険なことするの?
と 今 一瞬でも思ったあなたは、しもの読者か?

あのね、このまま、朝まで待ったら、ホースに残っている水が凍って
よけいに困難になるのだよ~
ましてや、今夜 徹夜覚悟で 健闘するち〇み女子(※独身※顔キレイ系)
が 何も準備出来ないでは、ないかいな~
水しかけなら、テキトーシローの妻とイケイケギャルでは、無理に等しい~
ワタシが行かねば 為らぬ~~~

三人で 暗闇をはい上がり
無事に ホースに詰まった ゴミを取り除き、下山して行った

帰りは、ワタシが先頭で、懐中電灯を持ち、妻が真ん中を歩き、イケイケギャルが後ろから
懐中電灯を持ち、ほとんど もう少しで安全の場所に 差し掛かった時 悲劇は起きた…

余りにも リアルだったので、音響と音声のみ お届けします。

「ほんとっ菜菜ちゃんいてくれて、助かったわ~!
アタシなんか、水しかけなんて、やったことないからさあ~」

イケイケギャルが、後方より 元気よく 下りてきていた

☆☆☆☆☆☆☆☆☆

『アレ~~!!!』

振り向くと
道の端っこ(地上5メートル)を斜めに傾きながら、落ちるイケイケギャル一名

…茶の木に かかる
…茶の木 ガンバル
…慌てて 手を差し出す シローの妻
…茶の木 ガンバッテいた
…茶の木 耐える。エライ

なかなか 上がらない

『だから、ダイエットしなよって、いっつも言よるだろっ!!!』
ワタシの無情の声が、響き渡る

ワォン ワォン
近所の 犬の泣き声が、空しく闇に 響いていた。
星の綺麗な 夜でした

アーメン