気候の変動が目まぐるしく変わる初秋の山里に、いつものように、歩き、気づき、を
楽しみにして、時の許す限り徘徊するのを生業としている
振り子でもあるまいし、そんなに歩いたところで、別段変わったこともあるまい、と
出会うひとに云われることもあるが、自然は瞬時も同じではない、微かに変わり去るのを
体感している、それがうれしく、たのしみでもある
まったく、不思議なことに昨日とそんなに変わらないように見えても、昨日に眺めた花はもう、そこに無い
消えているのだ、いのちが消えていること、些細なひとつを取ってみても、ぼくは感動してしまう
なにも、わざわざ、珍しいものを見つけに遠くまで出かけなくても、足元の自然の中に幾らでも感動する自然の
変わりようが、眺められ、気づき、があるように思ってしまう
そのような想いから、同じ道を何時歩いても、なんら退屈することもなければ、詰まらないと思うこともない
そのような、気づき、をいつも持って暮らしていると、偶に、遠くに出かけたときとか、により大きな感動を
ご褒美に貰うことが出来て、人生を豊かに過ごすことがうれしくなる









