秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

樹林のなかを彷徨えば秋の花々にこころ和みて

2018年09月28日 | Weblog

雨上がりの樹林帯の登山道はしっとりとした雰囲気に包まれて、心地よい
微かな秋風を身体に受けながら、ゆっくりと歩けばアケボノソウがきれいに咲いてうれしくなる

ツルニンジンには今年は駄目かなと思っていたが、何とか間に合って見る事が出来た
ちょうどそこで、登って来られた知り合いに逢って挨拶代わりに、その方が、おお!ジイソブが咲いていますね
と云われて、ええ!、それ何?と戸惑ってしまった

その方が云われるには、花の斑点がじいさんのソバカスに似ているので、そう呼ぶこともありますよ
少し小さめのツルニンジンをバアソブと云います、とのことであった
ソブとはソバカスのことで長野県の木曽地方の方言が、別名になったようである

ほかの花では、キバナアキギリ、アキチョウジ、オオバショウマ、サラシナショウマ、シコクブシ、など
季節が来れば咲きそろうことは、自然界も気候に左右されながらも、我慢づよく次世代に繋ごうとする

自然のほんの少しだけ、指先の先っちょぐらいしか知らないわけで、計り知れない自然の諸々に
仰天しながら、謙虚に生きることが望まれているのであろう

動植物の連鎖は普段に、いま、ここに、生きるだけのことに集中している、すばらしいことだ
ほんとは、ぼくらも、いま、ここに、しか生きてないのだけれど、つとめて、意識することだよね












アケボノソウ













ツルニンジン(別名 ジイソブ)



























キバナアキギリ














アキチョウジ













オオバショウマ












ナナカマドの実