いつも、同じような自然のなかを歩いているだけなのに、変化して行く風景、木々、草花、に釘付けになり
新鮮な生命を吹き込んでくれる不思議な時間の経過を質感として実感するばかりである、
歩き、は空気を吸っているぼくの身体とこころを感じている一瞬一瞬の時間なのかも知れない
コブシの白い花が二輪ばかり咲き始めて可憐である、産毛の衣を裂いてうつくしい白い花びらを僅かに広げて薄い陽射しを
気持ちよさそうに浴びようとする風情は生命のよろこびの仕草なのか、仲間の花芽によろこびを伝えているかのようだ
ピンクのさくら、ノアザミも待ちかねたような表情を浮かべて柔らかな陽射しをいっっぱいに浴びている
シロバナタンポポも春の薄日にうれしくなったのであろうか、コオドリコソウの可憐な花もいっせいに
群生をなして咲き誇っている、散歩道に春の気配は漂うばかりなりだな
コブシ

さくら

シロバナタンポポ

ノアザミ

コオドリコソウ
