そのお寺は、かなり高台にありました。
山門をくぐり、中へ入ると出迎えてくれたのは可愛らしい小さなお地蔵さんでした。
奥へ向うと、まだまだ沢山のお地蔵さんがお出迎えしてくれます。
ここが拝殿です。ここは曹洞宗のお寺で、創建年代等は不詳ながら、室町時代の初期に山口氏の菩提寺として創建されたと伝えられています。
照室という方が開山したといいます。狭山三十三観音霊場6番です。
扁額はこのように堂々としたものでした。
これが山口氏三代のお墓です。ところで、山口氏は平安時代の末期、武蔵七党の一つ村山党から分かれ山口城に居住し、その後戦国時代にかけて武蔵武士の一員として活躍したことが知られています。
室町時代の初期に山口氏の菩提寺として創建されたと伝えられる瑞岩寺には、山口氏の墓塔が本堂西側に三基あり、いずれも五輪塔・宝篋印塔などの残欠部分で構成されています。特に向かって左側の塔の基礎部分には、「帰実禅門永徳三癸亥六月十三日」と彫られており、これは足利氏満と戦って永徳三年(一三八三)六月十三日に討ち死にしたという、瑞岩寺に伝わる山口城主・山口高実の位牌の紀年銘と一致しています。中世山口氏の消息を知る資料として貴重です。
ここは無量堂といいます。
梵鐘堂ですね。
小さな祠ですが、赤い鳥居となれば稲荷社になります。
おわり