草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

ヨイショの神様@新橋演舞場

2006年02月15日 | 歌舞伎
 このチケットは買うのにちょっと迷ったのです。藤山直美・中村勘三郎・柄本明というメンバーの舞台が面白くないはずはなく、かといって去年の万年サーカス団は戦時中の話でちょっと暗い面もあって予想に反して複雑な感想をもちましたので。
 しかし新橋演舞場3Bの良い席はあっという間に売りきれ3Aは4200円かぁ、、としばらく悩んでいたところ、ある日3階の1番前が1枚出ていたので即刻ゲットしたのです。。
 今年のも舞台は昭和11年から戦後まで。当時の風俗や社会を映しながら、可笑しさが爆発していきながらも、ほろっと来る。藤山直美と勘三郎さんの絡みは最高。柄本明さんはちょっとやりすぎ?小池栄子・火野正平がフレッシュに張り切って、波野久里子さんが存在かを出す。というもので、それはそれは涙が出るほど笑えました。
 中村屋の小山三さんが大正生まれを地で行って昭和11年に16歳という設定で振袖着たり、女給になったり、懐メロを歌ったりでもう1人の男性と当時の金銭感覚とか風俗とかをト書き風に解説していったのがよかったです。
 特に日常に不満はないけれど、もしくさくさすることがあってもここに行けば完全に笑って楽しめます。芸達者達の明らかにアドリブの応酬のズレを楽しめたら更に楽しいですよ。
コメント
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