草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

11月歌舞伎座初日の賑わい

2006年11月01日 | 歌舞伎
朝から獅堂さんの離婚話で喧しいが今日は11月の初日。

赤の「本日初日」の垂れ幕もにぎやかな久しぶりの初日です

玄関には関係者のデスクも賑わい、びっくりしたのは掛け声も超多彩。

もう、、「待ってました!!」って。じっかんですか近くに座った結構若目の男性はカンペ?見たいな物を持って、、まるで掛け声の練習みたいな感じだな。

同じ列のおじ様はベテランという感じ、3階の西側には成田屋さんフリークのおばあさまも。「大成田!」「12代目!」ってなかなかいいお声

演目は伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)の通し狂言(同じ話をあまり省かないで続けてやること)
何回か見たことがある場面もあったが「対決」や「刃傷」は初めてだった。

11月は少ししか登場しない福助さんは最初の段で足利頼兼という色男のお殿様。
スローモーションで広げられる立ち回りでは肩をもませたりして面白い。
いつも女形は美しいが、おっとりしたお殿様もいいなぁとうっとり。

伊達藩のお家騒動をネタにしたもので2歳で殿様に担ぎ上げられた若君を乳母の息子が(兄弟のように育った)毒入り饅頭を食べて変わりに死んでしまうあたりではもう完全に子役の可愛さに大御所も食われている。

女形の最も権威のある役といわれる「乳母の正岡」には菊五郎さん。敵役の八汐に仁左衛門さん三津五郎さんに「対決」からは団十郎さん・富十郎さん・段四郎さんまで登場で豪華絢爛。

憎たらしい八汐から一転お裁きの場面では仁左衛門さんは「細川勝元」に変身する。こうしてまとめて見るのもいいなぁと思った。

最後は三津五郎さんの踊り。最近はテレビにも出演されているがやはり踊りは真骨頂。楽しく帰途に着いた。
コメント
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