草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

歌舞伎座10月は絢爛豪華、成駒屋親子に拍手喝采

2008年10月26日 | 歌舞伎
いよいよ再来年には改装が発表になった歌舞伎座。
体調が不安と言いながら、月末に昼と夜を一緒という暴挙に出た。
昼には中村芝翫さん(しかん)が80歳を感じさせない「藤娘」を披露。
夜は福助さんの「英執着獅子(はなぶさしゅうちゃくじし)」に拍手が鳴りやまない。

中休みに立ち寄った和装屋の「橘屋」さんでも、奥様方が「あれで80歳って、これで最後かもしれないわね(笑)」とか話題をさらっていた。

中村屋や音羽屋の鏡獅子は何度も見たが、福助さんのって、女形の?と不思議に見ていたが、鈴の着いた獅子頭で愛らしい(^o^)
まさか毛振りはないよね?

しかーし!これがびっくりの迫力のあるシャープな毛振りに、観客唖然!→拍手鳴りやまずとなり、興奮を持って帰宅しました。(もちろん今日は月島泊まり)
今月の目玉はもちろん、玉三郎さんと菊五郎・菊之助親子で、これはもう世話物のお手本のような「魚屋宗五郎」の安定感は抜群。

様式美の代表作「本朝廿四考(ほんちょうにじゅうしこう)」は玉三郎さんの美の展覧会みたいに惜しみなく拝見しました。

玉三郎さんや福助さんの女形が美しいのはやはりスリムな体型と切れ長の目だと思う。若手では七之助さんが好きだが。

菊之助さんや亀次郎さんもきれいだが、目が宝塚(笑)
「雪暮夜入山畦道(ゆきのゆうべいりやのあぜみち)」では菊五郎さんと菊之助さんが親子でおいらんと極道の大恋愛(>_<)だが、歌舞伎ならでは。
松緑さんの「奴道成寺」では「とう」尽くしで会場の笑いを誘う。
改装されて、きれいでお年寄りにも優しくなってほしいが、料金も是非とも据え置きで気楽に見られると良いなあと思います。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする