「散歩」には、
「堂宇の裏手には、砂新田の各地から集められた、庚申塔四基と常蓮坊の墓がある。常蓮坊は弘治元年(1555)隣りの岸村から移り住んだ修験である。」
と書いてあるが、常連坊の墓を見ることが出来なかった。
気になっていたので、近くを通ったので寄って見た。
正面のお堂の右後方を見ると、小さなお堂が見えた。
前回は、物置か何かと思って見なかったところである。
近づいてみると格子戸があり、注連縄が掛かっていた。
格子戸の前には、花生けなども置かれていた。
格子の間から中を見ると、墓石があった。
お坊さんのお墓でよく見る、頭部の丸い石であった。
後方の上部に木の額がかかっており、右側に
武陽 | 砂新田開郷祖 常蓮坊御堂建立 | 奉額句集 |
と書かれていて、これが常蓮坊の墓であることが確認できた。