川越雑記帳2(川越見て歩き)

23-2-2 常蓮坊の墓(地蔵院)

前回、地蔵院へ行ったとき、
「散歩」には、
 「堂宇の裏手には、砂新田の各地から集められた、庚申塔四基と常蓮坊の墓がある。常蓮坊は弘治元年(1555)隣りの岸村から移り住んだ修験である。」
と書いてあるが、常連坊の墓を見ることが出来なかった。
 気になっていたので、近くを通ったので寄って見た。


 正面のお堂の右後方を見ると、小さなお堂が見えた。
前回は、物置か何かと思って見なかったところである。


 近づいてみると格子戸があり、注連縄が掛かっていた。
格子戸の前には、花生けなども置かれていた。


 格子の間から中を見ると、墓石があった。
お坊さんのお墓でよく見る、頭部の丸い石であった。


 後方の上部に木の額がかかっており、右側に

武陽砂新田開郷祖
常蓮坊御堂建立
奉額句集

と書かれていて、これが常蓮坊の墓であることが確認できた。

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