川越雑記帳2(川越見て歩き)

21-2-3 日清紡川越工場の稲荷神社の遷座

 「散歩」のコース21-2で紹介した日清紡川越工場は、建物が取り壊され空き地となっている。
道路近くの庭の中に神社があったが、それもなくなっているので、どうなったのか気になっていた。


 あるとき、成田山川越別院に寄ってみると、七福神の隣りに新しい鳥居と社殿があった。
赤い幟には、「正一位出世稲荷大明神」と白抜き文字で書かれていた。


 そばに説明板があり、「郷土川越の名匠野本民之助の彫刻」と書かれていた。
平成22年3月に、川越市文化財保護協会が設置したものであった。

その中ごろに、「大正11年(1922)日清紡績川越工場屋敷稲荷社殿は、永く社運を守ってきたが、平成21年工場撤収のため空宮となり、当山の出世稲荷大明神の社殿に遷座した。」
と書かれていた。


 社殿は高い所にあり、前に石段が設けられていた。




 社殿の左右には、彫刻が施されていた。

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