川越雑記帳2(川越見て歩き)

碑文を読む1・旧町名の碑(旧大工町)


 旧市街地には旧町名の石碑があるらしい。
どこにあるのか見に行って見た。


 中央小学校の西側の道を北へ進み、県道川越日高線の交差点を越えると、左側に屋根付きの門が見えた。


 門には「中央公民館分室」と書かれた看板がかかっていた。


 門の右側の生垣の中に柱状の石碑があり、「旧大工町」と書かれていた。


 柱の上部に説明文が書かれていたが、汚れていて読みにくい。
写真ではよめないので、次に碑文を記す。

 旧大工町    連雀町
           六軒町二丁目
 元来は、木工職人を集中的に住まわ
 せた職人町であったため大工町と呼ば
 れるようになった。江戸時代の地誌等
 には、旧志義町寄りの北の方には町人町
 があり、南の方は武家屋敷となってい
 た。この町人町は、松郷と呼ばれた村
 分で城下町に連続した町である。また
 中央公民館分室は、武家屋敷の跡に
 建てられており、往時を偲ばせてくれる。
 尚昭和三十七年に現町名となった。

 この道路の東側が連雀町で、西側が六軒町二丁目である。


 中央公民館分室の建物は、小泉八雲の息子にゆかりのある屋敷らしい。

 この通りをさらに進むと、右手に連繋寺の裏口に続く道がある。

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