左前方の角に亀屋の駐車場があり、亀屋の蔵造りの手前の植え込みに3つの石碑が見えた。
向かって左が「旧志義町」の石碑で、中央と右は「重要伝統的建造物群保存地区」の石碑だった。
旧志義町の石碑には、次のように書かれていた。
旧志義町(シギマチ) 現 仲町
志義町は昔鴫善吉という刀鍛冶が開
いたので鴫町といった。この町から北
の方にかけて昔は馬場があって城中の
士が調馬した所と伝えている。その後
明治年間には志義学校が開かれ、さら
に穀物問屋が軒を並べていて川越穀市の
旺盛だった頃には志義町の穀市の初荷
は関東でも有名なのもであった。
隣りの二つの石碑には、ガラスのプレートが渡されていて、「国選定 川越市川越伝統的建造物群保存地区」と書かれていた。
中央の石碑には地図があり、保存地区が表示されていた。
右の石碑には、蔵造りの町並みと書かれ、以下の文が続いていた。
重厚な蔵造りは、明治26年(1893)
の大火を契機に築かれました。その伝
統的な町家群に加え、近代洋風建築な
ど永きにわたる多様な様式の建物が連
なる町並みは、江戸時代から現代へ至
る変遷を示し、特色ある歴史的景観を
伝えています。
現在の東京では見られなくなった
江戸のたたずまいを彷彿させる町並み
は、次代に伝える貴重な文化財として
国の重要伝統的建造物群保存地区に選
定されました。
最新の画像もっと見る
最近の「碑文を読む」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- 川越散歩(524)
- 散歩写真(510)
- 川越の四季(花・木・自然)(706)
- 川越の桜(153)
- 川越動物誌(201)
- 庭の花・実(127)
- すき間に生きる(51)
- 空と雲(6)
- 行事・イベント(81)
- 碑文を読む(24)
- 文学碑を歩く(7)
- 説明板を読む(34)
- 伝説を歩く(12)
- 石仏・石像・狛犬(14)
- 伊佐沼(37)
- 時の鐘(13)
- 町まちの文字(43)
- マンホールのフタ(15)
- 街中アート(20)
- 火の見櫓の風景(44)
- ポストの風景(9)
- 街の時計(7)
- 三十六歌仙額(36)
- 案山子(かかし)(51)
- 川越駅西口(89)
- ふれあい拠点施設(60)
- 川越の端っこめぐり(138)
- 赤間川・新河岸川下り(112)
- 安比奈線(40)
- 街道を歩く(12)
- 落し物・忘れ物(15)
- 現代の妖怪(6)
- PCでお絵描き(6)
- ホームページ(3)
- 川越関連本(34)
- 小江戸川越検定試験(36)
- その他(13)
バックナンバー
人気記事