シャガは、溝(水路)いっぱいに広がって咲いている。
どこを見ても、まだ見ごろだった。
いつもは、桜の咲くころに見ていたが、今年はハナミズキと一緒に見ることになった。
ハナミズキは、大仙波自治会館のフェンス際にある。
土手道はその先で視界が開ける。
河川敷は草で覆われ、今年もヤグルマギクが咲いていた。
そばには、まだ菜の花も残っていた。
ヤグルマギクは以前ほど勢いはなく、岸に沿って細長く咲いている。
手前の草のほうが、勢力を増している。
貝塚橋の手前で、川の中にアオサギがいた。
1羽だけで、狩をしているようだ。
そういえばと思い、少し視線を下流側に向けると、やはり小さな島の上に亀の群れがいた。
また振り向くと、アオサギは上流へ飛び去っていた。
貝塚橋を渡りさらに上流へ行くと、あのアオサギが水面に波を立ててゆっくりと歩いていた。
こちらに気づいたのか、また上流へ飛び去った。
どうも、狩の邪魔をしてしまったようだ。
喜多院前の紋蔵庵でフジを見たあと、山門の左手を見ると桜が咲いていた。
境内に入って中から見上げると、ヨシノザクラが満開だった。
トイレのすぐ脇にあり、トイレから出てきた女性2人もスマホで撮り始めた。
八重桜とヨシノザクラ、これが今年の桜の見納めになった。
やっと、桜の季節が終わった。