「その隣りにある大きな墓石の並んだ墓地は、皆木家の墓地である。」
舟塚古墳跡から、廃墟の反対側を見ると、藪の中に空間があり墓石が並んでいた。
藪を出て左へ行くと、藪の中へはいる入口が開いていた。
中へ入ると、頭部の丸い墓石が並んでいた。
倒木があるものの、竹薮にかこまれた空間が確保されていた。
丁度、椿の花が散り敷いて、墓石の周りを赤く彩っていた。
「江戸家と並ぶ老袋地区の旧家で、代々名主を勤めたといわれている。同家は、江戸時代中期になると不幸が重なり、残った一二歳の娘は仏門に入って妙観と名乗り、広大な敷地を円乗寺にしたといわれている。墓の入口に妙観の墓石があり、円乗寺もすぐ近くにある。悲願山と号し真言宗東京湯島霊雲寺の末寺である。」
円乗寺が近くにあると書いてあるが、現在は存在しないようだ。
円乗寺に関して、次のような話がある。
・円乗寺の本尊と石棺の話
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