残された橋脚の下には茶色い物が見え、その下流の川の水は濁っていた。
対岸の土手は通行止めのようだった。

近づいて見ると、橋脚の周囲には鉄の杭が四角く囲っていた。
対岸には、橋脚と同じような感じのものが見えた。
古い橋が乗っていた所の周囲を除去したようだ。

正面の柵には新しい看板があった。

「あたらしい橋をつくっています」とあり、令和3年12月28日とある。
その下の白抜きの所には、(滝下橋下部工)と書いてあるので、これでは橋の完成時期は分からない。

橋脚の反対側を見ると、何か機械が動いていた。
まだ、鉄の杭を打ち込んでいるらしい。
杭を上下に動かしながら、徐々に打ち込んでいる。
土手にも同じような機械があり、こちらは準備中のようだ。

その上流側には、これから使う予定の杭が並べられていた。

さらに先には、大きな四角い容器があり、水が一杯になっていた。
青いホースから水が勢いよく出ていて、ホースの先を見ると川の水を汲み上げているようだ。
この容器からオレンジのホースが出ていて、隣の白い四角い箱状の物へ繋がっている。

その壁面に書いてある「JP-310Ⅱ」を検索すると、「ウォータージェットポンプ」だとあった。
ウォータージェットといえば、高圧の水流で物を切断する機械のことだ。
水槽にためている川の水を、ウォータージェットに使うということだろう。
歩行者用の橋から見ると、こんな感じで大きさの違う四角なものが3つ並んでいる。

工事現場の近くに色鮮やかな花が見えた。
行ってみると、駐車場の端に芝桜が帯状に咲いていた。

ほとんど、濃いピンク花だが、

一部に白い花も混ざっている。

去年も咲いていたと思うが、遠目にもよく目立つ。
サビた鉄の柵がない方が良いのだが、それは仕方がないか。