ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

花柄じゃなくてもカワイイよ、浴衣

2010-06-13 08:41:14 | Weblog
ココ下町はお祭りシーズン真っ盛りです。
浴衣が恋しい、蒸し暑さ。

梅雨入りが遅れていますが、徐々に湿度は増して、ムシムシしてきました。

明日からギャラリー近江で、お披露目しますが

綿麻着物 さらっと浴衣として着てもよし、気軽な普段着物としてお襦袢+足袋で着てもよし

新之助上布らしい色遣いと縞柄なのです。

帯は、麻の無地 半幅帯に、今回ご一緒に展示会をさせていただく臼木秀之さんの絵衣 帯バージョン
三本手書きで絵付けをしていただきました。力作です。

ちょっとクールな臼木さんの世界と、麻の質感、縞柄の可愛らしさで 「大人カワイイ!」
と思ってしまうのですが、いかがでしょう?

お着物は もう一柄 明るいエメラルドグリーン系の縞柄と、無地(紺、ベージュ)をご用意しています。



綿麻のお着物は、涼しいし、汗をかいても吸収してくれますし、なんといっても自分でお洗濯が出来ちゃうから
気軽に着られますよね。

ふだん着物生活に憧れる私も、これに割烹着で家事とかってステキとか、
おフネさんスタイルですね。

浴衣も、みーんなギャル系の花柄ばかりというのも、みんな同じじゃね~と思ってしまいます。

私の個人浴衣は、注染 古典柄 ばかりですが、
なかなか縞柄の浴衣って、意外とみないですよね。しかも粋系じゃなっくてカワイイ系って。
いいコーディネートだな、と、我ながら。。。

さてさて、銀座で展示会のお知らせ

2010-06-11 20:28:21 | Weblog


新之助上布コレクション特別出品 

臼木英之-絵衣展 夏・新作コレクション- 

6月14日~6月20日(展示替え)

鈍色舎 新之助上布コレクションと近江・新之助上布お仕立上がり浴衣を
臼木英之-絵衣展-に特別出品致します。

漆黒キャンバスの上に幻想的な世界を表現する画家「臼木英之氏」が手描きで制作する
ウエア「絵衣」の、カジュアルで夏向きの新作をご覧いただけます。
夏に向けてカットソーやチュニックなどのカジュアルなアイテムを中心に展開します。
素材は、知る人ぞ知る、環境を考える老舗Tシャツ製造「久米繊維」のTシャツやカットソーに、
臼木氏の手描きの1点ものです。

特別出品の鈍色舎「新之助上布コレクション」も、

これからの季節に合わせたカジュアルなカットソーを。

コレクションのワンピース、パンツやスカートに合わせて
気軽に着ていただけるカットソーのバリエーションと、

新之助上布の綿麻浴衣(お仕立上がり)を展示即売いたします。

臼木英之氏とのコラボレーションによる、モダンな半幅帯もコーディネートしています。
夏の先取りに。

ギャル浴衣とは違う!ちょっと個性的な浴衣に帯はいかがでしょう。

上布を部分使いした、ヘビロテ確実、カットソーもぜひ。


気分が乗った日は、新之助上布の麻着物を着て、お待ちしております♪

ギャラリー近江
東京都中央区銀座6-9-16(すずらん通り)
TEL 03-3571-6480
6月14日~6月20日(6月21日~「織り姫あき」に展示替)
11時~19時(6月20日は15時までで展示替)

F/STILE の展示会@板橋

2010-05-24 15:53:35 | Weblog
F/STILE エフ・スタイル は、新潟で地場産業の方々と今の生活に即した商品を開発している
ブランドです。

とてもたおやかな印象の女性お二人で、立ちあげられてから9年!来年は10周年!
スゴイ。凄すぎる…

大好きな、というか、憧れのF/STILEの商品は、それぞれのショップでいろいろ見ることが出来ますが
なにせ9年もなさっているので、アイテムも色々あり、それらを一時に見る機会はなかなか巡り合えません。

久しぶりに東京での展示会、とのことで
拝見しました。

板橋のギャラリー fu do ki にて。
もうこのギャラリーでも三年目になるんだそうです。

私は、ゴムの入っていない靴下 シリーズと
ホールガーメントという製法のニットのファンです。

ニットのカーディガンにずっと恋し続けていますが、まだ入手していません。

亀田縞の生地で制作した玄米・ぬか・塩の温め袋(ホットパック)を思わず購入。
冷え症なのですもん。肩凝りなんですもん。疲れ目に乗っけても気持ちいいのを知っているんですもん。

デザインが素敵です。
伝統の織物を、こう生かすのか…視点を何処に置くかですね。

デザインは重要な経営電略であり資源 ということを、
北海道のコーヒー店を展開する会社「モリヒコ」さんの
社長さんがインタビューでおっしゃていました。

デザインでモノの用途は変わります。
たとえばパッケージデザインの方向性で中身自体が変わる、と言っても良いと私も思います


温め袋を、電子レンジで加熱してみました。
玄米とぬかの香ばしい香り。
肩に乗せると気持ちいい。

また買ってしまった靴下は、父へのプレゼントです。

泥染のテキスタイル musuburi

2010-05-22 19:09:45 | Weblog
阿佐が谷のギャラリー contextさんに伺いました。
初めて伺いましたが、阿佐が谷の町に合った素敵な民家です。

素敵なテキスタイルを見てきました。
奄美の泥染がこんな素敵な色を出すんですね~。

他にはない色、の布がたくさんありました。
天然の色、いいですね。
土のにおいがします。

手織りでデザインして、素材によって各地の機屋さんで織ってもらっているんです、とおっしゃっていました。

暑くなってきたので(今日もなかなか蒸し暑かった)麻が気になりますが、
絹とウールの二重織りとか、素敵でした。

ほしい!

でも、私よりももっと有効活用できる方の手に渡った方がいいな。

一緒に行った、洋裁のできる友人は、素敵な紺地のリネンを購入。いいなあ~、な~んて。

布と紙と、どうしてこんなに惹かれるのでしょう。
平たいものが好きなのか~


ところで、ギャラリーの次回の企画展は「活版」らしい!!
おお、私、紙と布の次に好きなのは、「印刷」なんです。
子供のころ、「プリントごっこ」をものすごく使い込んだ記憶が。
自分で言うのもなんですが、ハイレベルに活用しました。私の印刷の原点かも?です。

活版は、手漉きの和紙に、証書を印刷する仕事で活版工場を訪れたことが出会いです。
大阪のアカンサスタイポグラフィースクールで活字に出会ったことで、さらに熱が高まりました。

行かなきゃ、6月も。



活版を巡る冒険展

活版印刷を使った新たな創作の冒険展

開期:
6月6日(日)~13日(日) 12時~7時 CONTEXT阿佐ヶ谷
7月22日(木)~25日(日)7月29日(木)~8月1日(日) 11時~6時 CONTEXT札幌
場所: context 阿佐ヶ谷、札幌 

HUST第二弾@銀座一丁目ギャラリー

2010-05-21 16:13:05 | Weblog
アーティスト 臼木秀之&遠山伸吾 のインスタレーションユニット HUST

インスタレーション作品展示 第二弾 IN Vitro 

前回の天井も高く広い空間をいっぱいにつかい、まるで胎内のような空間の作品から

今度は、小さなギャラリーの中に試験官がいっぱい…
ミニマリズムな作風に感じました。

小さな空間に色々なメタファがたくさん詰め込まれていて、でも騒がしくない。

ガラスの透明感、実験器具である試験管の無機的にクールさが、とても心地よいです。

このユニットのお二人のバランス感覚の危うい均衡って、なかなか素敵だと思います。


このクールな作品…
人間の多面性を実感する…臼木氏のお茶目な一面も垣間見ているからかしら?

銀座一丁目ギャラリーは京橋の奥野ビル4Fです。
この奥野ビルがまた、年季の入ったビルってどうしてこんなに魅惑的なんだろう。
木造とは違った、コンクリの朽ちた感じ。
ああ、この崩壊へ向かう感じがたまらなく好きです。



さてさて、昨日は、新宿区百人町の赤提灯とコリア飲み屋さんがひしめく裏路地の
相当年季の入った建物を(こちらは木造平屋アパート)訪問しました。

昭和の時間へ、ラビリンス。
こちらもまた、朽ちる前のひっそり人知れず輝く、とでもいいましょうか。
ステキすぎます。
六畳畳敷きのオフィス。

ああ。私もそんなオフィスに憧れます。
素敵だったので、箒を置いてきました、お掃除に活用されることを切に願っています。
あ、次回は塵取りを持って行かなくっちゃ…

紙衣+近江上布

2010-05-10 15:33:11 | Weblog
大げさですが、紙衣帽子ご好評につき、プレゼント用?パッケージを作ってみました。

ここには、近江上布の大西新之助商店さんの生地が、端切れ状で溢れておりますが…その生地で
帽子袋?を。

紙衣と麻布 雰囲気相性バッチリです。

母の日もあるし、プレセント用になるかしら?と思いましたが、帽子のプレゼントはちょっと難しい様子。

でも、このパッケージ、せっかくなので、ご自分用でも
ポーチとか、バッグインバッグとかにお使いいただけるように
紐をつけてみました。

カラフルない色合いは、大西新之助ブランドの特徴です。
従来の「上布」のイメージをひっくり返す色味、がブランドの売りですから~。
意外と着物にすると、しっくり来る派手さ。

渋い紙衣の柿渋の味と、いいコントラストだと一人悦に入っています。


6月の、銀座での催しには、お仕立て上がりの綿麻お着物と、半幅帯をお出しします。
同じく、6月には大西新之助商店さんの反物、勢ぞろいの催し物もあります(有楽町電気ビルです、後日改めてご案内します)
催しでも、渋い無地と、ポップな縞の綿麻お着物をお披露目します。
粋でかわいい浴衣として、とか
普段着の街着物に。
綿麻お着物は、自宅でお洗濯が出来るところが◎。汗をかく季節ですもの、洗えないのは辛いですよね。

もっと気軽に普段の、街遊びにお着物を!


この帽子も、お水洗いができます。帽子も洗えないと辛いですよね。

いろいろと…
気持ちいい夏のご提案が出来るといいなあ。




下町の謎…人形町

2010-05-04 22:36:17 | Weblog
GW中、皆様いかがお過ごしですか?

私は日頃の不摂生がたたり、寝込んでしまいました。
石が出来たらしくて…痛いんです(涙)

大人しく寝ているのも3日が限度です。寝飽きたので、読書でもすることに。
かなり前に買って、積読になっていた
東野圭吾の「新参者」を読みました。

人形町という町は、昔、大学生のころデートに来たし
北海道生まれの父が下町好きだし
甘酒横町にある呉服屋さんで短期間販促のバイトをしていたり
何かとご縁のある町。

下町と言っても、なんとなく上級な風情もあるし
大人の街、というイメージです。
とても親しみがあり、時々散策しますが、新旧織り混ぜて楽しい街の風景です。

「新参者」では、よく知っているお店が出てきて、楽しかった。
歴史を感じる町というところは、なんとなく謎めいた感じがあります。
そこに暮らす生活、人情のなせる業ですか。

最近紙衣帽子をお世話になっている、下町の生活道具屋さん「surou」さんもこのエリア、水天宮の近所です。
GWで好評をいただいているみたいで、嬉しいです。

和紙のちょっとごわっとした素朴な感触、皮のような皺感、柿渋の芳しいにおい(製品はもう飛んでいますからご安心くださいね)
人形町の風景に合ってると思います。
私自身が下町が好きなんだなあ。

北海道の人間は、歴史の匂いに弱いのです。そう、北海道って歴史が割と浅いですから。

この帽子、加賀刑事に被ってもらったら似合いそう…





髪がのびて嬉しいこと 上布のシュシュ

2010-04-25 23:44:44 | Weblog
コレクションに使わせていただいている近江上布のウェブサイトで
シュシュが企画されました。

麻のシュシュって、いいかもと思い送っていただきました(ごめんなさい、まだお支払してません、近日中にお振り込みします)

これが、かわいいんですよ。
…と、自己満足。

おとなの心もくすぐる素朴な?かわいさ。
天然素材の風合いは、小物にしても素敵です。
気に入ったので、もっと欲しいなあ…と迷い中。


子供のころ、ずっとショートカットでした。
背が高く、可愛らしい顔立ちでもなくw、ショートカットだったので
男の子に間違われたこと、数知れず…

一番強烈に覚えているのは
とても多感な中学生のころ
自衛隊の基地のわきの道路を歩いていたら
基地の中でランニング中の自衛隊さんに
「お兄ちゃん、いい体してるね~、自衛隊に入らない?」
と声をかけられたこと。

乙女な年頃だったので、少し傷つきました…



そんなことはいいのですが、

数年前の一時期、人生一番髪の毛を伸ばしたことがありました。
私の毛質は、剛毛と言ってもいいくらい、堅くて太くて妙なクセが少しあり
ロングヘアには最悪です。
でも、きりりとしたまとめ髪の女性に憧れているんですよね。

それで、髪を伸ばして、その際にヘアアクセサリーも結構買いました。

その後また落ち着くショートカットに戻っていたのですが。

着物を着るときにまとめ髪にしたくて、また伸ばしています。

今は中途半端なミディアムヘアくらいです。

まとめるのにはちょっと苦労する長さです。

で、シュシュでまとめてみたいと思って、無造作な感じに、くるっとまとめられたらいいなあ~とおもってナチュラルなシュシュを探していたのです。


大人がしていても、可笑しくない(と思っていますが、いかがですか?)アイテムだと思います。浴衣にも合いそう…


初夏のもみじ

2010-04-23 23:44:25 | Weblog
初夏を想うには、あまりに寒い、冬のような春の盛りです。

今年の気候は、どう考えてもちょっと変です、毎年毎年、変な具合が増しいてるように感じますから、地球の転換期かもしれません。


桜の季節がひと段落すると、青葉の季節。

私の個人的には、八十八夜が待ち遠しい、新茶の季節。
関東のニュースでも狭山や足柄などのお茶どころの新茶摘み取りの話題が出ています。
静岡の新茶に、冷害の被害が出ているとのニュースも。


関東以外のお茶の情報はあまり流れませんが、近畿や九州のお茶どころでの
今年のお茶はどうなのかしら?
お茶好きとしては気になります。

お茶もそうですが、初夏の銘の言葉に「青楓」があります。

私個人的には、秋の紅葉よりも、この季節の凛と青々とした青もみじが好きです。

水の流れと、抜群の相性…清涼感がたまりません。


メルマガで、京都情報が送られてきましたが
京都の青もみじ、見ごろを迎える季節です。
葵祭もはじまりますし、桜の狂乱のような京都から、ちょっと一休みして
初夏にむかう京都もいいですよ~(京都在住経験から)


ウチのベランダの楓も、青々としてきました。

こんなに異常気象ですが、季節は夏へ向ってるようで、植物は姿を変えています。


人間も、表面上の気温の低さとか、デフレの景気とか…に惑わされずに
季節を進めなくっちゃ…と自分に言い聞かせています。



春はおいしい、けれど…

2010-04-19 17:57:28 | Weblog
今日は春野菜の夕食。

新ごぼう
新じゃがいも

季節のもの、旬のものは美味しい。

でも、本当にこの味なのか…農家の方にはちょっとだけ申し訳ないけれど
家族の実家が農家なので、実態を少しだけ垣間見たりする。

自分の家で食べる野菜の畑が別だったり、無農薬で虫食いだらけで形が変だけど美味しいとか。市場に出回れない美味しいお野菜を時々お相伴にあずかるから。

食料自給率の向上や、Co2削減で、地産地消、季節の野菜、規格外野菜に注目が集まっている。そういう私も、このところ、食べ物の産地を気にして、なるべく国産、産地の近いものを買うようにしている。

農業は厳しいことは、みんな知っていること。
旬のお野菜が美味しいことも、体にいことも、わかっていること。

難しいのは、システム作り、というか、流通も含めて、出来上がっているシステムを壊せないし、既得権を持っている人というのは、力もお金も持っている…政治を見ていれば分かること。


それでも、私は旬の野菜を食べようと思います。
日本から筍や、ゴボウや、大根や、白菜が無くなったら困ると思うから。
野菜は日本人の体に合っていると思うから。

結局、風土と大地と文化は切り離せないと思うのです。
そんなに軽いもんじゃない。と思ういのですよね。生活するっていうことは。

昔読んだ「大地」(パールバック)を思い出します。