ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

年賀状*版画できた

2006-12-23 20:08:47 | WORKS
ずいぶん時間がかかったけど
3版の版画が完成。

ねず版
緑版
桃色版

で、刷り上がり。

刷っていて思ったこと。

50枚刷ったのだが、ちょうど50枚くらい刷ったところで
調子が良くなってくる。
色の付き具合・のりの具合・版と絵の具のなじみ具合・見当の具合

版画の1回の刷りロットが200枚なのが判る。

50枚くらいから、自分も乗って来て、集中できるし。


さらい彫りが浅くて、汚れがずいぶん付いた。
もうちょっとさらいを広く深く彫った方がいい。
刷りながら、彫りながら、様子を見ながら刷って行った。


のりや絵の具は20枚くらい刷ると、濃くなって溜まってくる。
それを水で落としながら1枚1枚調整した。


まさに1枚1枚刷りながら、紙の具合や、版木や
見当の合わなさとかを、考え考え刷っていく。
まさに、会話をしているかんじ。

職人仕事って、こういう感じがいいんだなあ。

50枚出来はバラバラ、職人には程遠い、
職人は全部同じに仕上げることに意味があるんだから。

そうそう、葉書を耳付きの紙にしたのは
やはり無謀だった、見当が合わないよ(当然)

これに、文字を印刷して
年賀状になる。なんとか間に合った今年は。