ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

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2009-08-19 22:14:26 | WORKS
お盆には、田舎に帰省しました。

山があり、田んぼがあり、川が流れている長閑な山奥です。
このところどこへ行くにもコンパクトカメラを持って出て
被写体を探す目で、モノを見ることが増えました。

今回もいつものようにカメラの充電をいっぱいにして、持っていきましたが
なぜか結局使わず…

撮りたいものはたくさんあったのに。

その代り、今回は小さなスケッチブックと濃いめの鉛筆を鞄の隅に入れました。


昼間は何せ暑い。外に出るととたんに熱中症になりそうな、湿気と気温。
古い木造の家は、山の中腹にあり、風が通り抜け、意外に涼しいのです。
家の中でゴロゴロ昼寝にも飽きたころ合い

スケッチをしてみました。

実際の風景やモノを見て鉛筆を走らすのは久しぶりです。
私はアカデミックにデッサンを習得した経験はないので
「絵を描ける」わけではありません。基礎もなくまぎれもなくへたくそです。

ただ、ちょこちょこと自己流でも描いていると
モノを見る目がそれなりに鍛えられるのを感じます。

久しぶりにスケッチをしてみて、
見慣れているはずの風景も全然ちゃんと見ていないものだらけだと気付かされました。

絵に写し取るには、一生懸命見なければならないのでした。

このところ写真ばかりでモノの見え方が変わって来ていたのです、写真は写真で
一生懸命見なければならない
ポイントがあると思うのですが、絵を描く時のポイントとは少し違うようです。


絵を描くことで見ていないものに気づき
写真で見るべきところにも気づけた気がしました。

ほんとうは…
モノを見るのは、目ではなく脳なのですね。
脳(心)の状態が見え方を決めますね。