国立公文書館の展示を見に行きました。
「はたらく動物」
人間とともに、労働をになってきた様々な動物たちについての解説や記録の古文書を公開でしていました(公開は6月3日で終了)
私は、紙が好きなので、古文書や書画、文書を見るときは
ほぼ、内容ではなくて、紙とその記録の方法(墨書きなのか、版本なのか、など)に注目、
そちらを見に行っているといってもいいのです。
この展示も、やはり版本の綺麗さとか、公文書にどのような文字を書いているのかなあ、とかそちらに目が行きましたが、動物の細密な版画は面白かったです。
もうひとつ、常設展示に、法律の発布に関する文書が展示されていました。
古いものから麻生太郎元総理大臣が決裁した、法律の公布の文書もありましたが
大臣の決裁は今でも「花押」なのですね!印章じゃないのですね…
知りませんでした。
大臣になると花押を作るのか。
そうして、花押にもいろいろ、うまい下手があるなあ~と笑ってしまいました。
そして、たくさんあった公文書館関連のチラシを見ていると
文化財レスキュー
のものが。
東日本大震災の被害は広域に渡っていて、様々な文化財が被災し、破壊されたのです。
公立の博物館がそっくり津波に流されてしまったり
書画や美術品が破損したり
古文書や公文書が水に浸かったり
文化的価値の高い建築物もたくさん壊れてしまいました。
東北地方の特有の文化的な歴史の記録が、大きな被害に遭っているということは
歴史の記録から、東北地方のものに大き穴が開くことになってしまいます。
東北地方は、関東、近畿以西のものとは違なる固有の歴史、文化、風土を持っていますから
その歴史の記録が失われることは、他の地方の記録に替えられるものではないのです。
文化財修復は、今に生きるために、今すぐに必要とはされないことだけに
忘れられがち、後回しにされがちですが
このこともまた、時間との戦いなのです。
きっと、この国の政府(政治家)には見落とされるであろう
文化財修復の分野。
日本が、文化立国、観光立国を目指すなら尚更、心を向けてほしい。
文化庁は頑張ってほしい。
そして民間に実はたくさんある、文化財修復の企業や技術者、機構にも頑張ってほしい。
「はたらく動物」
人間とともに、労働をになってきた様々な動物たちについての解説や記録の古文書を公開でしていました(公開は6月3日で終了)
私は、紙が好きなので、古文書や書画、文書を見るときは
ほぼ、内容ではなくて、紙とその記録の方法(墨書きなのか、版本なのか、など)に注目、
そちらを見に行っているといってもいいのです。
この展示も、やはり版本の綺麗さとか、公文書にどのような文字を書いているのかなあ、とかそちらに目が行きましたが、動物の細密な版画は面白かったです。
もうひとつ、常設展示に、法律の発布に関する文書が展示されていました。
古いものから麻生太郎元総理大臣が決裁した、法律の公布の文書もありましたが
大臣の決裁は今でも「花押」なのですね!印章じゃないのですね…
知りませんでした。
大臣になると花押を作るのか。
そうして、花押にもいろいろ、うまい下手があるなあ~と笑ってしまいました。
そして、たくさんあった公文書館関連のチラシを見ていると
文化財レスキュー
のものが。
東日本大震災の被害は広域に渡っていて、様々な文化財が被災し、破壊されたのです。
公立の博物館がそっくり津波に流されてしまったり
書画や美術品が破損したり
古文書や公文書が水に浸かったり
文化的価値の高い建築物もたくさん壊れてしまいました。
東北地方の特有の文化的な歴史の記録が、大きな被害に遭っているということは
歴史の記録から、東北地方のものに大き穴が開くことになってしまいます。
東北地方は、関東、近畿以西のものとは違なる固有の歴史、文化、風土を持っていますから
その歴史の記録が失われることは、他の地方の記録に替えられるものではないのです。
文化財修復は、今に生きるために、今すぐに必要とはされないことだけに
忘れられがち、後回しにされがちですが
このこともまた、時間との戦いなのです。
きっと、この国の政府(政治家)には見落とされるであろう
文化財修復の分野。
日本が、文化立国、観光立国を目指すなら尚更、心を向けてほしい。
文化庁は頑張ってほしい。
そして民間に実はたくさんある、文化財修復の企業や技術者、機構にも頑張ってほしい。