ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

新しい建築と日本庭園

2006-12-06 22:16:59 | art
このところ立て続けに行って来た。

最近新しいものの展覧会から遠のいていたので
新鮮だった。
美術展の展示の仕方、どんどん新しくなるよね。あたりまえだけど。

新宿オペラシティギャラリー
*伊東豊雄 建築|新しいリアル

1000円って高いなあ・・・と思ったら、
なかなか充実度満載で、納得。

裸足で上がれる建築現場の再現とか、
***なんか、うねうねした地面の上を歩いている不安定さが、リアルだった。
実物大に拡大された図面の投影とか、
実物の内部構造とか

動画面で解説してあるのも非常に見やすいし、わかりやすかった。

今までの、建築の展示=設計図と、模型と、年表と。
ではない展示がダイレクトに伝わる。

 エマージング グリッド

の概念もちょっと判ったかも知れない。
基準化されないグリッド概念と理解した。
有機体・自然の人智を越えた圧倒的なものを表現しているのか?

グリッド・・・つい、エディトリアルな事を考えてしまった。
エディトリアルデザインに、この考え方は有効だろうか?
ランダムに歪むグリットで、書物の紙面構成は、どんなふうになるのだろうか。
やって見る価値はあるかも。


一転して、過去の世界へ
松下伝工汐留ミュージアム
*重森三玲の庭 地上の小宇宙

建築と作庭は、切り離して考えることが出来ない。
と三玲氏のおっしゃるとおり、建築図面のような精工な設計図に
圧倒された。
こんなに、綿密に設計されるものなの・・・
その図面の美しさに感動。そのまま図面が作品になるような
美しさ。
木の種類から大きさから、石の形まで、細かく描き込んである。

重森氏の宇宙観が庭という形になって表出したもの。
脳内地図なんだな~と納得。
作品とはその人の脳内地図、がよく判った。


今日は天気が良かったので
着物で行った。(汐留)

鈍い朱色の地色の江戸小紋に鼠色の塩瀬の染め帯。
久しぶりなので、帯が上手く結べなくって曲がっていたのが
気になって、イヤだった・・・
でも着物を着ると背筋が伸びて、良いかも。

でもかなり歩いたので、足と腰がちょっと痛い。

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