ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

晩夏の選曲

2009-09-07 22:46:11 | art
山梨県北杜市で行われた、ヴァイオリンリサイタルへ
行ってきました。

北杜市って、どんなところだろう?
山梨県に行くのは久しぶりでした。

新宿駅で特急「かいじ」に乗り込んでワクワク。

甲府から、各駅停車に乗り換えて、長坂駅へ。
わー、なんて懐かしい感じののんびりした山間の駅

ヴァイオリンリサイタルは
「カナダからの贈り物」

ヴァイオリニストのマヤ・フレーザーさんはカナダ人のお父様をお持ちです。
ピアノのアンジェラ・パークさんは、カナダからつい二三日前に来日されたばかり、とのこと。

ラベルのピアノソロ
組曲 鏡 より

ヴィヴァルディ 四季より 夏

ドビッシー ヴァイオリンとピアノのためのソナタ

ヴォーン・ウィエリアムス グリーンクリーブスによる幻想曲
             揚げひばり

うーん、夏の終わりに、ラヴェルやドビッシーの透明感はとても似合います。

ピアノとヴァイオリンの掛け合いが美しいドビッシーのソナタ。
どちらのアーティストも、消え入るような細密な音が折り重なって
それまでざわざわしていた会場も、ピンと張りつめて静かなったくらい。

揚げひばり という曲は、はじめて聴きました。
なんて、素敵な曲。20世紀な旋律ですが、難解ではありません、心地よい境地に誘ってくれる曲、お二人の個性に合っていたのではないかしら。

早い時間から始まったので、終わってホールを出てきてもまだ薄暗いくらい。

ヒグラシが鳴いていました。

空がきれいでした。



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