ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

創造的作業のスタイル

2009-04-25 22:55:21 | 独立起業
小説に挑戦しています。

文章を書くことは好きでエッセイは時々書きますが、小説にまともに取り組むのは初めてです。

NHK銀の雫文芸賞 に応募するためです。

原稿用紙400×30枚以内。

やってみると、この時数に収めるのは、結構難しいです。

私はいつもそうですが、
これをしてみよう、と思い立ったら、とりかかるのは早いです、おまけになぜか早く形になります。とりかかったら一気に片付けるほうです。(精神的に正常な時の場合)一点集中型ですね。

ただ、問題はその先です。

取り掛かり、形にするのが早い反面、完成度が低いのです。

いったん完成の形を、早く見たいがあまり、詰めが甘い傾向にあります。
 
この小説も、書き出してから一旦出来上がるまでは早いのですが、その段階ではかなり独りよがりです(自分ではいい出来のつもりでも)

なので、数値管理とか、入力とか、計算とかという、綿密さを一発で出さなければならない作業は、非常に苦手です。

いったん、完成すると、人に見せたくなります。
そこで、いろいろな意見を貰うことになります。

その意見は、自分でも気づいていたけれど、まあいいやと甘くしてしまたことや
まさか、というようなミス、気づかなかった視点から見た問題点などを結構鋭く指摘されます。
鋭く言われなくても、もともと人の心や発言の希微に敏感なたちなので、
見せたものが良かったのか、悪かったのか、わかってしまいます。

そこで、また修正を加えます。
いろいろな指摘を受けて、今度は本気で練ります。
要するに、たたき台をたたいてもらわないと、前進できない、ということです。


このやり方は、私の様々なクリエイティブな作業に共通しているようです。

仕事は、それがどのような仕事でも、私としてはクリエイティブな作業なので
この法則があてはまります。


気づいたのは、私のとって大事なのは、人の意見だということ。
違う視点、客観的批判、評価、が私にとってはとても重要で
それを貰う以前の形は、まったくただのたたき台なのです。

はたして、こういう二段ロケット方式が、効率的なのか、甚だ疑問ですが
性格なので仕方ありません。
一発で完成度を出せる人から見ると、このやり方しかできないという私はある意味無能でまだるっこしいのです。

利点は、いろいろな意見をまとめあげた総合力で勝負できることです。

そのためには、私は、いろいろな人の意見を、受け入れる柔軟さ素直さを見失わないことなのです。


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