舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

好きな雑誌

2006-07-17 23:55:02 | ぼくはこんな本を読んできた
活字中毒の私は、雑誌も結構好きです。
ジャンルでいうと『ニューズウィーク』みたいなのが一番好きで、それは活字量が多いからですね。
内容も、インドの経済成長や映画「スーパーマンリターンズ」特集など、私の好きな国際ネタを幅広く扱ってるのがいいです。
英語直訳まるだしの文章も好感が持てますね。
大学の図書館に行くと必ず読みましたっけ。今も特集をチェックしてたまに買ってます。

ファッション雑誌なら『Harper's BAZAAR』がイチ押しです。
これは『VOGUE』と似たような洋物ファッション誌で、マミちゃんは断然VOGUE派なのですが、私はとにかく写真に動きがあるという点でBAZAARがお気に入り。
目のつけどころもいいですねえ。こないだは大好きなジョン・ガリアーノ(ディオールのデザイナー;但しデザイナーが好きだからといって、ブランドも好きとは限らない)のインタビューをやってましたが、彼のエキセントリックな世界を見事に写真で表現してて、とってもステキでした。

どちらの雑誌も、「本場の」「高級な」「最先端」ファッションを紹介している点が素晴らしいです。
あくまでマミちゃんや私個人の意見ですが、着回しテクだの安いアイテムを高そうに見せるワザだの載せてる雑誌は読みません。
かといって、VOGUEとかに載ってるブランド物を買うために読んでるわけじゃなく、そこから流行の兆しをキャッチするために読むわけですよ。
そりゃそうだ。誰が五百数十万のルイヴィトンのチャームなぞ買うかァァァ!!!っていうか買えるかァァァァァ!!!!(※逆ギレ
...と己の経済状態と照らし合わせつつ読むと、このテの雑誌は相当哀しい気持を呼び覚ましてしまうので、あくまでも最先端で起きてる現象を知るために読むんですのよあたくしたち庶民は。

ちなみにマミちゃんはこういう雑誌から次の衣装の着想を得てます。
過去のネタから挙げれば、数年前に見せブラなど胸強調シリーズが来る気配を感じ取ったマミちゃんは、今のベリーダンスの一連のトップスをデザインしました。
って私がこんなとこに書いてる頃には、マミちゃんのアンテナはすでに次に来るモノを見つけてると思いますので、次回の衣装もお楽しみに。

色もそうですね。ここ数年、恒例の大きなイベントが固定しつつあるので、そこの照明状態に合わせた色を選ぶと同時に、来そうな色かどうかも重要なポイントです。

ファッション雑誌を見てると、生ミッキーを見ても眉一つ動かさないマミちゃんがいやにコーフンしてることがあります。
そういうときはどうやら何かを受け取ってますねアンテナが。
そして、後日衣装のおもいがけないところに反映されてたりします。

話がすっかりファッション雑誌の方に飛んでしまいましたが、先日3種類目が創刊されたフラ雑誌のことにも触れておこうとおもいます。
今までに出ている季刊誌はアドウェーブの「フラレア」、イカロス出版の「素敵なフラスタイル(通称すてフラ)」の2冊。

今やフラ雑誌が片田舎の書店ですら手に入るようになりましたが、まだご存じない方や何を買ったら良いのか分からない方のために、このさいだから解説いたしましょう。
はい、フラレアを買って、すてフラはフセボ先生のハワイ語講座だけ単行本で読みましょう。
おちまい。おちまいじゃないよ。なんて不親切な解説だ。

2冊の雑誌の大きな違いは、主だった書き手がフラを理解しているか(あるいは理解しようと努めているか)であるといえます。
私にとってこれはすごく重要な要素です。
たとえば、ファッションセンスのまるでない人がファッション雑誌を書いていたり、ハワイに行ったことのない人がハワイの旅行ガイドを書いていたら、それは問題でしょう。

フラレアは踊る編集長こと平井氏以下、自分が踊っていらっしゃる書き手がけっこう多いんですね。ということは、もう一つの方がそうではないというわけです。
自分で書けない代わりに、もう一つの雑誌は数名の専門家に執筆をお願いしてます。これはおもわぬうれしい副産物ですね。
たとえば私が師事しているフセボ先生は希有なハワイ語の先生ですし、もう一人の矢口先生にも卒論でお世話になりました。

雑誌に載っていたお二人の記事は、まとめられて本になってます。
したがいまして、それらの本を読むことをおすすめします。
フセボ先生の記事と本に書かれたことを比べると、だいぶ加筆されていました。
先生によれば、雑誌では3ページしかもらえないので提出した原稿がかなり削られてしまうのだとか。
これはやはり最初から本で読んだ方がいいですよ。

一方のフラレアは、最近『フラ事典』も出しましたが、雑誌は雑誌で読んでおくことをおすすめします。
がさばるしすごく重いけど、その分写真資料が豊富です(ちなみに、写真を見ると、それを撮っている平井編集長自身が踊る人なんだというのがよくわかります。いいシーン狙ってますもの)。

なおかつ、フラレアはさっきのファッション雑誌と同じで「今の本場の姿」を伝えようとしてくれてるのがうれしいです。
ハワイのイベントリポートとか、クムフラやダンサー、ミュージシャン(もちろんハワイのですよ)のインタビューなど、今のハワイの姿が鮮やかに伝わってきます。
私は踊りも「本場のを見るに限る!!!」と頑なに信じてますが、雑誌などの情報も同じです。本場のことだけを知りたいのです。

たださすがのフラレアも、記事が多いからどうしても玉石混淆ですね。
つまり、すごく素敵な記事の間に、「エ???」というシロモノも紛れてるということです(笑)。
まあ、ソレは全ての雑誌や新聞にいえることなので、仕方ないですけれどもね。

ようは書かれてることのすべてを信用しないことです。
前、「レッスンにパウスカートを持ってかないのは柔道をやるのに柔道着を持ってかないのと同じ」と書いてた人がいたときは盛大にのけ反りました。
そりゃあなたの教室ではそうかもしれんがね。マミちゃんがハワイで勉強してたとき(30年ほど前)、彼女のスタジオはパウスカートなんざほとんど履かれてなかったらしいですぜ。
時代や各教室によって違うってことです。決めつけぬように。
ちなみに現在のウチでは、「パウスカートでもいいけれど、女らしい踊りを踊りたい時にはタイトなスカートにしようね。ガニ股も心配だし」というスタンスです。

で、今回新しく出た「フラヘブン」という雑誌です。
なにぶん創刊したばかりなので、まだこの雑誌の方向性を探るのは困難ですが、今の時点ではハワイの人々やお店などを紹介していて、いいんじゃないですか。
創刊号を見た限りではすてフラよりは色彩などの趣味もいいし、分かってる人が現地で取材してる感じがします。
すくなくとも創刊号だけはチェックしてはいかがでしょうか。
これの2~3号目が出た頃、改めて三つ巴で検討したいとおもいます。

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