舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

ジャポニカロゴス

2006-07-25 23:16:30 | 徒然話
火曜は7時からのアニメ『銀魂』に始まり、10時からの阿部ちゃんのドラマ、そして今やってる『タモリのジャポニカロゴス』と、私の好きな番組が集中してる時間帯です。
というか最近では面白いとおもえる番組が少なく、ニュースしか観なくなってしまったので、欠かさず観る番組といえばこれだけかも(笑)。

今日は日本語の「時をあらわす言葉」をやってました。
ハワイ語にも同じように時計では計れない時の言い表し方があるので、前々からどの日本語が大体どのハワイ語に当たるのか気になっていたのです。
たとえば「ahiahi」はほぼ「宵の口」にあたりそうだとわかりました。
以前から自力で訳すときはかならず「宵」と訳していたので、私の感覚もそれほどずれてなさそうで一安心です。
もちろん、完全に一致することはまずないでしょう。まったくちがう文化の中で育ってきた言葉同士ですから、時折意味が重なる言葉があっても、それは偶然としか言い様がありません。
たとえば海のことをハワイ語で「kai」といいますが、だからといって日本語とハワイ語のルーツが同じという証拠にはならないとおもいます。
可能性を完全否定することはできませんけどね。何しろ日本語は、今に至るまでルーツがまったく分かっていない言語ですから。
漢字なんて、我が物顔で使ってるけど所詮借り物ですものね。
とは言えそれはさほど恥ずべきことではありません。世界中のたいていの言語には、もともと文字なんてなかったのですから。
それがたまたま文字を持ってるよその言語と出会い、且つ必要に迫られたときのみ、その文字があてがわれてきたわけです。
それもそのまんま持ち込むのではなく、ほうぼうで形や読み方までかえられていったので幾万種類もの文字があるような気がしてますが、もとをたどれば4種類くらいしかなかったんじゃないでしょうか。
だからこそフランスの言語学者シャンポリオン氏はヒエログリフの解読に成功したのです。

シャンポリオンは私の最も尊敬する歴史上の人物です。
いやしかしそれにしてもどマイナーだな。尊敬すると公言している私でさえ、最初に世界史のテストで答える時には、当時好きだった特撮ヒーローシャンゼリオンから連想してやっと答えられたくらいですから。

シャンポリオン氏はフランス軍がエジプトから持ち帰ってきたロゼッタストーンをもとに、そこに刻まれていたヒエログリフ(エジプト神聖文字)を世界で初めて解読した人物です。
なぜ尊敬しているかといえば、彼は当時廃れていたいくつもの言語を研究し、それによって解読に成功したからですね。
ある一つのことを極めるために、一見無関係にも見えるほかの物事を多く研究する...血湧き肉躍りそうな発想ではありませんかッ
ってこんなことで血湧き肉躍ってるのは私くらいですね。
ダンスしか能のない母親が反面教師になったのか、私はどうも自分の専門分野を絞るということができず、いろんなことに手を染めまくっております。
大学を出たのもその一環ですね。ダンスとは何の関係もない言語学とか比較文学とかやってる暇があったらダンス留学でもすりゃいいのにとおもうところですし、実際私あたりが行ってる学校なら当然ダンス関係だろうとおもいこまれることが多かったですが、当人は性懲りもなくいつか院に行こうとかおもってますからね。

まあいつかは、シャンポリオン氏の1億分の1くらいは、私の器用貧乏もなにがしかの役に立ったとおもえることもあるでしょう。

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