舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

さぁ!衣装を考えよう

2007-02-04 23:21:21 | ダンス話&スタジオM
深夜なれど、ただいま衣装のデザイン中です。

グループの場合、生地をメンバーの皆さんの多数決などで選んでもらい、デザインのだいたいの希望を聞いた上でマミちゃんと洋服屋さんの相談により具体的なデザインが決まります。
しかし私が「旗艦クラス」と呼んでいる個人単位のクラス...つまり日光スタジオや読売など...の場合、生地からデザインまで主にマミちゃんが考えます。

今までこれらのクラスは合同でお揃いの衣装で踊ることが多かったのですが、フラの場合いよいよ全員で舞台に立つのが無理っぽい人数になってきたため、近年は別々の曲を踊ることが増えてきました。
5月の骨髄バンクでもそういう「今までは合同に入ってたけど今度は単独で踊る団体」が一つ増えますので、そこのためのドレスを考案しているのです。

参考資料は直近のパリコレ...って、あれ!?!?
いやいや、もちろんハワイのフラの衣装も参考にしますよ。日本のを参考にしてどうする(笑)。

前、マミちゃんのことをまだよく知らないフラの洋服屋さんがうっかり「東京ではこういうのが流行りですよ」と勧めてしまいました。
そのときのマミちゃんの視線の冷たさといったら......。
最近ではどこのメーカーさんもマミちゃんの為人(ひととなり)を分かってきて、迂闊にオーガンジー使いのドレスとか勧めてマミちゃんの視線に刺されるといったことがなくなってきました。

まあハワイの踊りなんだから、衣装においてもハワイを模範とすることは自明の理ですね。
ただし、我々が注意していることは二つ。
まず、日本人の肌の色や顔を考慮に入れること。
これは前述の通り「日本人なんだから日本人向けの格好をすべき」という意味ではありません。
悲しいことに我々の多くはハワイの人々のような小麦色の肌ではないので、似合う色も微妙に違ってきます。
私は白人の年配女性が愛好するような色彩(薄いオリーブグリーンなど)がすごく好きですが、同じ色はめったに似合わない。これと同じです。
だから、生地の色合いも肌の映りを考慮しなければなりません。
顔だちや体型もハワイの人とは違うため、えてしてハワイの人が着ればフラの衣装に見えても、日本人が着るとただのカクテルドレスにしか見えない素材やデザインというものが存在しまして、そういうものはうちでは慎重に避けて通ってます。

もう一つは、ハワイの衣装を参考にすべきではあるけれど、シルエットについては更なる熟慮を加えなきゃならないってことです。
ありていにいうと、ハワイには実はあんまりシルエットを意識してない人が多いんですね。シルエットを気にしていた数少ないハワイのクムの一人が亡くなってしまいましたし...

そんなわけで、「着る人の踊っているときのシルエット」をできうる限り美しく見せるべく、今夜もがんばります。

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