93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

敬老の日

2017-09-18 08:45:26 | 老い

18号去り青空の朝

         

今日は敬老の日、この日に特別の感慨もありませんが、

最近読んだ記事には大いに共感するものがありました。

それは歌人、岡井隆さんの文章です。引用させて頂きました。

 80歳過ぎると1日1日がの過ごし方がかなりつらいんです。

 人にはなかなか言えないけど、食事、排せつ、睡眠すべてに、

 健康を保つ努力が必要になります。耳も遠くなって、

 座談会で離れて座った人の言うことが聞こえない。

 自然現象で喜びを得て歌や詩にしてきましたけど、

 例えば、鳥やセミが鳴くのも、昔ほど鋭敏に感じ取れない。

 何とか今日と言う日を越えて、明日を迎えて、またその日を越えて・・・

 長生きはいいね、とはとても単純には言い切れない。

岡井さんは私より3年年長でいらっしゃいます。

90歳の記念に作品集を出す準備をされていて、文化功労者でもあります。

現役で活躍されてもいますが、それでも

 長き生きして、目や歯や足の心配ばかりしていては

 愉快なはずがない ともおっしゃっています。とてもよくわかります。

それでも生きていかなければならない。

もう一つ共感を覚えたのは短歌です。

 「人生も少なくなれば背伸びしてダンスもしようぞ歌も詠もうぞ」(義弟の作です)

私、今はダンスもしませんし、歌も詠めませんが、何かしたい気持ちだけはあります。

最近は長生きは必ずしも幸せではないと言う人が増えています。

簡単に「敬老の日」おめでとうとは、言ってもらいたくない気もします。

素直にお祝いを受けなければならないのは分かっていますのに・・・

超高齢化社会> 平均寿命:男性80・21歳  女性86・61歳

           健康寿命:男性71・19歳  女性74・21歳 (13年現在)

           認知症の高齢者:462万人 (12年現在)

コメント (12)
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