この作品の主人公、旭荘の兄が創設した私塾、のち兄のあとを継ぐ(日田市)
かの高野長英も門人の一人です。
アマゾンが私の読書傾向を察知、次々と勧誘攻勢をかけてきます。
攻勢に負けてこの文庫本も買いました。
主人公旭荘は儒家であり詩人でもあります。漢詩に通じ 李白、杜甫、
白居易(白楽天)等々この作品にもあまた引用されています。
2人の兄淡窓、久兵衛との兄弟愛には胸打たれます。
旭荘の不始末を兄淡窓が謝りに行き一刻(二時間)平伏頭を下げ続けた。
この作品のテーマは夫婦愛です、少し変わった愛情と見えますが
妻も夫をよく理解します。葉室麟さんらしいさわやかな後味の作品です。
江戸時代の実在の人物です。 ☆☆☆☆☆
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十何年か前、創刊時買ったことがあり、久しぶりに買いしました。
リニューアルしたらしく随分変わっていました。テレビ見ながら
パラパラ見ています。
雑誌名「Ku:nel」 は 人が生きる基本の 喰う:寝る からだそうです。